浦島坂田船の冒険4〜魔王そらまふと決意のプリンセス〜

121 友との別れ ページ21

A side






立ち上がり、仲間たちの元へ行こうとした時、あるふぁきゅんに止められた。

そして





あ「私らとはここでお別れ。」







突然言われたから当然びっくりした。








A「な、なななんで！？だって私の杖狙ってたんじゃ……」



あ「ああ、もうそれいいよ。いらない。」







バッサリと言われ、安心したような、ちょっとがっくりしたような……。






……でも…







あ「……そんな顔しなくても、すぐ会えるでしょ。」






あるふぁきゅんは苦笑いをし、そして背中を向けた。







あ「…じゃあね。」








…









……あるふぁきゅん……。









…








A「…ありがとう！！！またねっ！！！私の友達！！！」









…









あるふぁきゅんは立ち止まらなかった。




……でも、振り返りはしなかったけど手を振ってくれた。









……本当に、ありがとう。









☆★☆★☆★





あるふぁきゅん side








…









ク「…………あ、終わった？じゃあ行こ……



……ってあれぇ？もしかしてふぁっきゅん泣いt(((あ「……((ドス」

ク「ぐえぇ…！」







……ったく、Aってば…！








……友達、か……。







ク「……Aちゃんの仲間には挨拶しなくて良かったの？」




あ「別に、する必要ないよ。」








本当はAにもしたくなかった。








……お別れの挨拶なんてしたら、泣いちゃうから。








でもやっぱり挨拶しよう！と思って、頑張って泣かないようにしてたのに…。









…








ク「…さて、これからどうする？魔王に征服されちゃうかもしれないこの世界で。」





あ「……征服されても、されなくても、私たちはトレジャーハントを続けるだけ。そうでしょ？」








…私たちは前を向くよ。







……だから、Aも……！








あ「……頑張れ、あんたの友達が応援してるからさ。」

122 暗くなった心→←120 最近貧血気味でさ……(((

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す