浦島坂田船の冒険4〜魔王そらまふと決意のプリンセス〜

120 最近貧血気味でさ……((( ページ20

A side








……まふの声は続く。





ま『じゃあそういうことだから、みんな覚悟しててね〜！』






無邪気に笑いながら、まるで天使のように言う。






そして彼は『あ、そうそう。』と何かを思い出したかのように呟くと、こう言った。









ま『…………ここで、待ってるからね。









………………僕らのプリンセス。」









_______ドクン…！








心臓を打つ音が早くなる。


上手く呼吸が出来なくて苦しくなる。








…………私は…私は……！！









…








…









_______バタッ……！









皆「A(ちゃん)！！！！！」









☆★☆★☆★








…









…








……う……ん…………？







…気がつくと、そこは…




…同じ風景。湖のほとりだ。









あ「…あんた気絶しすぎじゃない？」






そばにいたあるふぁきゅんはため息をつく。






A「………………ごめん…。」








…今は、笑うことなんて出来なくて
小さくそう答えた。








するとあるふぁきゅんは、今度はもっとわざとらしくため息をつく。







あ「…………あのさ。」







あるふぁきゅんは私に近づき、そして……









あ「……あんま考えすぎない方がいいよ？」







…頭を撫でてくれた。









あ「『選ばない』ことを『見捨てる』って勘違いしてない？」







……








A「…………何が違うの……？」








私がそう答えると、あるふぁきゅんは目を見開いて、3度目のため息をついた。








…そして苦笑いをして、私の後ろを指差した。







あ「そろそろ行きな。その答えはきっとすぐに見つかるから。」








あるふぁきゅんが指を指した先、そこには私の仲間たちが作戦会議をしていた。

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