浦島坂田船の冒険4〜魔王そらまふと決意のプリンセス〜

112 謎の剣 ページ12

A side









_____その声は高く、綺麗な声だった。





私とあるふぁきゅんは頷きあうと、
あるふぁきゅんは回していた“剣”を下に静かに置いた。









…









…









剣？「……ああ、ありがとうこざいます…！……あんまり回されると、酔ってしまいますわ…。」








…やっぱり……け、剣が……







二人「「喋ってるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ！！！」」









な、え！？こ、こんなことって…！！








剣？「落ち着いて………私は怪しい者ではありません。」








いやいやいや！！落ち着けないよ！！怪しいよ！！←









A「……あ、あるふぁきゅん…この剣一体……？」



あ「…ハッ…！もしかしてS級のお宝…？」









……あるふぁきゅん…たぶん違うと思う……。








剣？「………この姿だと、話が出来そうにないですね……。」






剣はため息混じりにそう呟くと、キラキラと輝きを放ち出した。







二人「「…！？」」






やがて眩しくて見えなくなったが、光の中で剣の影が…






……人の形に変わるのが分かった。









…









？？「……先程は失礼いたしました。」







夜空のような黒い髪、長いまつ毛と大きな黄色い瞳、白い肌、薄紅色の唇……。




…現れたのはまさにお人形のような女性だった。







……







……でも、なんでだろう。








あるふぁきゅんも私どう同じことを考えていたみたいで、女性と私を指差して目を見開いていた。








あ「え、こ、この…人……誰だか知らない……けど…









…









……Aに……似てる……！」

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