80 呪いをかけられたプリンセス ページ37
A side
数十分前…
A「……ここなら…誰もいないよね?」
私は宿の外に出てきた。
…ここなら誰も…多分いない。
…断じて、うらたんたちに秘密にしようとしているわけではない。
…ただ、これは私自身が向き合わないといけない問題だと思うから。
まずは私が理解して、それからうらたんたちに相談する。
A「…この昔話…私が昔読んだやつとは違う本なのかな?」
……小さく深呼吸をしてからページをめくった。
…
…
……そして私は知った。
姫と二人の魔王の悲しい過去を。
普通だったら、『魔王かわいそー。』とかそんな感想が出てくるんだろうけど…
私は率直にこう思った。
A「……お姫様、今どんな気持ちかな。」
二人の魔王はまふとそらるんのこと。
そらるんはきっと、私とこのお姫様を重ねていたんだ。
それで、『お前までいなくなるなんて…っ!!』とか言ってたんだと思う。
まふもきっと一緒。
お姫様のこと悔やんでるし、恨んでると思う。
……じゃあお姫様は?
この本には『悲しくて』って書いてあるけど本当かな?
姫の気持ちは姫にしか分からないんじゃないかな?
A「うーん…。」
…
…
???「……なにもかも、どーでもよくなっちゃったんじゃない?」
A「……っ!?」
誰かの声!男の人の声だ。
うらたん?違う。まーしぃでもセンラでも…さかたんでもない。
じゃあ一体…?
??「ちょっとそらるさん!!いきなり話しかけたら驚いちゃうでしょ?」
また声が聞こえた。
その声で、誰の声なのかは分かった。
…でもそれ以上に驚いたのは…
A「…こいつ……直接脳内に…っ!?」←
私がちょっとドヤ顔で呟くと、笑い声が脳内に響いた。
ま「そのとおり!!Aに耳打ちしたあの時、呪いをかけたのです!!」
A「…は?呪い?」
呪いって……。怖っ。
そ「まふはお前の首の後ろに黒魔水をつけたんだ。黒魔水をつけられた者は俺たち、魔王の鏡に写るようになる…。こういう呪い。」
…んー…言ってること60%くらい分からなかったけど…←
A「…それってヤバくない?」
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かきみそご飯(プロフ) - かがりさん» ありがとうございます!!(*^▽^*)楽しみにしてくれているなんて嬉しいです!!頑張りますっ! (2017年11月9日 21時) (レス) id: 912e00be06 (このIDを非表示/違反報告)
かきみそご飯(プロフ) - でぃあぼろさん» ありがとうございますっ!!アンケート…………あ…………しまった…でぃあぼろさん入れとかなくちゃ……←笑 (2017年11月9日 21時) (レス) id: 912e00be06 (このIDを非表示/違反報告)
かきみそご飯(プロフ) - 雨傘響音さん» ありがとうございます!!(*^ω^*)続編も頑張りまーす!!! (2017年11月9日 21時) (レス) id: 912e00be06 (このIDを非表示/違反報告)
かがり - 続編おめでとうございます。毎日楽しみに待ってます!更新頑張ってください。 (2017年11月9日 19時) (レス) id: b12ee6f920 (このIDを非表示/違反報告)
でぃあぼろ - おお!続編も見ます!あ、アンケ投票しましたー!そのときの一言! 「あれ?俺の名前が入ってないぞ?」(((笑) (2017年11月9日 18時) (レス) id: d70a2ffcc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かきみそご飯 | 作成日時:2017年10月14日 12時