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通された部屋は控え室で大きな鏡の前に座らされた
どこからか大量のメイク道具を取り出すと手際よく私の顔にそれらを塗り始めた








貴方「社長ってメイクもできるんですね」

柿原「ざっとならな」

貴方「じゃあ今度教えて下さい」

柿原「自分で調べて自分に似合うメイクを模索しろ笑」

貴方「めんどくさい…」

柿原「ほんっとに面倒くさがりだなお前は」

貴方「楽して生きたいな〜」

柿原「ゆとり世代め。ほら口閉じろ、やりづらい」









大人しく口を閉じてメイクが完成するのを待った
時々触れる社長の指がくすぐったい。









柿原「目開けていいぞ」

貴方「…!」









ゆっくり目を開けると社長の顔がドアップで思わずドキッと胸が鳴った








柿原「ほい、完成」

貴方「おぉ〜!」









恐る恐る鏡を見るといつもと雰囲気が変わって華やかに見えた









貴方「凄い!別人みたい〜!社長メイク上手ですね!」

柿原「お前の素材がいいんだよ」

貴方「またまた〜笑」

柿原「本当だっつの笑」









お世辞が上手なんだから。
それにしても本当に別人みたい!メイクするだけで印象がこんなにも変わるとは…
ちょっと練習してみようかな?









柿原「A」

貴方「え?」









名前を呼ばれ振り返ると至近距離で唇の端に触れる社長に心臓が大きく揺れる音がした









柿原「リップがはみ出てた」

貴方「あ、ありがとうございます…っ」









社長って正直カッコイイしさっきみたいに顔が近いとドキドキしてしまう
ましてや異性とそういう経験が全くない私は特に変に意識してしまう









柿原「なーに顔赤くしてんの」

貴方「!し、してません!」

柿原「ふっ笑」

貴方「っ〜〜〜〜〜〜〜!!!」









勝ち誇ったように笑う社長に何も言い返せず怒った素振りで控え室を飛び出した









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はっとり(プロフ) - ノーマッドさん» ありがとうございます!シーズン2も頑張ります! (2022年11月27日 21時) (レス) id: 623881151d (このIDを非表示/違反報告)
ノーマッド(プロフ) - 面白すぎて一気読みしてしまいました!更新頑張ってください! (2022年11月27日 17時) (レス) id: 2011e54bdd (このIDを非表示/違反報告)
はっとり(プロフ) - てちさん» てち様、コメントありがとうございます!更新できず申し訳ないです😭今日か明日更新します!約束します!!笑 (2022年11月19日 10時) (レス) id: 623881151d (このIDを非表示/違反報告)
てち(プロフ) - こちらの更新も待ってます( ; ; ) (2022年11月19日 8時) (レス) id: 12e64c00e4 (このIDを非表示/違反報告)
はっとり(プロフ) - サチさん» サチさん!ありがとうございます!そろそろシーズン2が出来上がるのでもうちょっとだけお待ち頂ければと、、! (2022年10月29日 7時) (レス) id: 623881151d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はっとり | 作成日時:2021年8月5日 21時

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