Iris【柿原徹也】

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柿原「5…4…3…2…「セーーーーフ！！」」







事務所に駆け込み息を乱しながらカウントダウンを取っていた社長に向かって「どうだ」という顔を向けた









柿原「ドヤ顔すんな笑」

貴方「痛たたたたっ！パワハラ！」









頬を抓る社長を睨みつけると楽しそうに笑いながら手を離した









柿原「つまんねぇな〜。遅刻したらこれからうんとコキ使ってやろうと思ってたのに」

貴方「まじで遅刻しなくて良かった」

柿原「これが何日持つかだな」

貴方「えぇ！？事務所集合って今日だけじゃないんですか！？」

柿原「当たり前だろぉ〜？笑 お前はちょっと油断するとすぐ遅刻すっからな」

貴方「え〜！！めんどくさい〜！！現地集合ならあと20分長く寝れるのに！」

柿原「文句言うなら解雇でもいいけど」

貴方「明日からも事務所集合でお願いします」









くそ…！社長の権力を存分に使いやがって…！！

社長の背中をジーッと睨みつけていると視線に気づいたのか振り返り目が合った瞬間誤魔化すように口笛を吹いた









柿原「つーかお前まさかそれスッピンか？」

貴方「そうですよ？」

柿原「化粧くらいして来いっつの！」

貴方「やだめんどくさい！化粧する暇があるなら1分1秒でも多く寝たい！」

柿原「ばか、社会人としてのマナーだろうが」

貴方「社長だってスッピンじゃん！」









男なんだからスッピンでも当たり前なのに馬鹿みたいな言い訳をする私に大きく溜息をつくと私の腕を引っ張ってどこかへ連れて行った









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