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二
翌日、仕事があるやつ以外は病院へ
向かった。
受付に行き、いつも通り通してもらえると
思っていた。
「あの、申し訳ございませんが、
今日は、お2人とも、面会出来ません。」
「え？何でですか？何かあったんですか？」
「申し訳ございません。
私どもは詳細を知りませんので、何ともお伝え出来ません。
大変申し訳ございません。」
諦めて帰ろうとしたときだった。
担当医が電話しながら歩いてくるのが見えた。
こちらには気付いていない様子だ。
「ええ、上手くいきましたよ。」
は？何の話？
「兄さん、いつもありがとう。
そろそろ、そちらに転院させますから。」
兄さん？え！！！まさか、、。
同じことを思ってるのかみんなの顔が
驚きと憎しみの混ざった顔になっている。
何で笑ってるんだ？
「大丈夫！笑
適当な理由つけて面会出来ないようにしましたから！笑
そうそう、その間に切断しようかと、、笑」
「あいつら絶対来ると思うんですよね〜
だから念には念を入れときました！笑」
絶対俺らのことじゃん！！！！
気付いたら、そいつに向かって歩き出してた。
「さっさと済ませないと、、え？」
「え、じゃねーよ！！！！
お前の話聞かせてもらった。
どういうこと？ちゃんと話してください！」
「録音もありますから
逃げられませんよ！」
「はあ、、ここじゃなんなので
こちらへどうぞ。」
何で溜息つかれなきゃいけないの？
会議室みたいな部屋に通された。
「申し訳ございませんでした！！」
「何がですか。」
「壊死や眼球の傷というのは、嘘というか
僕らの勘違いだったんです。
それを、伝えようと思っていたんです。」
「転院というのは？」
「あ〜もともとの担当医に診てもらおうと思いまして。
僕はあくまでも、臨時の担当医なので、
状態が安定してきたので、転院して、
担当医が診た方が良いと思うんです。」
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作者名：でん。 | 作成日時：2021年6月7日 12時
