狙われたふたり。 (ページ40)

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「PTSDの疑いがあります。」

その言葉が頭の中をぐるぐる回っている。
何とも言えない空気のまま、家に着いた。

3人も仕事が終わっていたようで、

「みんなおかえり！！
さっくんどうやった？」

「明日、俺ら行こうと思うんだけど。」

「怪我の具合とかどうだった？」

「てか、みんなどうしたの？様子がおかしいけど。」

俺らが何にも話さずにいると異様な空気に
気付いたラウが声を掛けた。

「ねえ、何かあったの、、？」

「話してくれないとわからないよ。」

「そうやで、俺らかってSnow Manなんやから。
さっくんは大事なメンバーやし。」

「PTSDかもしれないって、佐久間。」

少し間が空いたけど、こういう時
最初に声を出してくれるのが、ふっか。

「え・・・・？」

「疑いがあるってだけで、まだ確定はしてない。
先生が声を掛けても、目や耳を覆って拒否してたって。
それに声が出せないらしい。」

「あ、怪我はそんなに大事には至らなかったから
心配ないよ。」

「でも明日は難しいんじゃないかな？」

「精神科の先生に診てもらうって
言っていたし、、」

「あ、まあ、そう、、だよね。」

「ごめんね、無理に聞き出そうとして。」

「みんな辛い気持ちは一緒だから、
分けようぜ。辛かったら言えよ？」

こういう時頼りになるのは、翔太だ。