そよ風と名探偵 〜再会〜

第28話　探偵としての ページ33

平次「何や？」

男『想像以上だよ、服部平次君。YOUCRYでそこまで突き止めるとは･･･君たちには驚かされてばかりだ』

平次「あんなぁ、どうでもええけど事件解いて欲しいんやったら、ヒントくらいもっと簡単にしてくれへんか？」

男『そう簡単に解決されたんじゃ、私は面白くない。それに、試しているのだよ、君達の探偵としての技量と私の事件を解く資格があるのかをね』

平次「何やと？」

男『ここから先はノーヒント。期待しているよ、若き探偵諸君！』

平次「おいコラ！ちょー待て！」

ﾌﾟﾂｯ

平次「クソ、切りよった」

コナン「ノーヒントか･･･」

同じ頃、横浜海洋大学の前にと待っている車の中であるメールを打っていた。その内容は･･･
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『ターゲットは横浜海洋大。始末して』
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男性「あれ？君達･･･」

全「「「！？」」」

男性「何か用？」

平次「あ、いや、俺達は、その･･･」

白馬「来年この大学を受験するつもりなので、ちょっと見学を･･･」

男性「へぇ〜」

女性「じゃあ、入学したら是非うちのクラブに入ってね！」

コナン「ねぇ、お姉さん！あそこに並べてある写真、なあに？」

女性「え？あぁ、左から歴代の部長の写真よ」

雪「じゃあ、何で三代目の部長の写真を外したんだ？」

女性「え？」

A「だって、一番最後の写真の横に止め金具が付いてるし、３番目の写真よりも後の写真の横には少しずつ日焼けしてない壁が見えている。ってことは、何らかの理由で三代目の部長の写真が外され、後の写真を順番にズラして掛けた･･･違うかしら？」

男性「除名処分になったんだ。三代目の伊東さんは･･･」

白馬「あぁ、確か、伊東次郎さんでしたっけ？」

男性「いや、伊東末彦さんだけど、知ってるの？」

白馬「えぇ、まぁ。確か、この人ですよね？」

白馬は、写真に映っている茶髪の男性を指差した

女性「違うわ、この人よ」

しかし、女性はその男性の左隣の男性を指差した

白馬「すいません、どうやら僕の知ってる伊東さんとは、別人のようですね」

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