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母「あの事故で、ふたりとも命に別状はなくて
Aは骨折、優飛ちゃんはすぐに退院出来るって言われた。」
「そうなの！？それじゃあ、優飛は特に何も怪我しなかったってこと？」
母「‥そうね。でも、優飛ちゃんは、正義感が強くて、とても良い子だった。だから、自分を庇ってAが事故にあってしまったことが許せなかった。
そして、学校に来なくなった。
そのまま、遠くの学校に転校してしまった。優飛ちゃんは、Aの記憶がなくなっていることも知っていたから
"自分の存在は忘れて欲しい。だから、私の存在を思い出さないように、事故のことや、一緒にバレーしたことはなかったことにしてほしい。
Aはきっと、許してくれる。でも私は自分が許せない。私がもっと早く気づいていたら‥
もう、一緒にバレーする資格なんて、ないんです。私を思い出すことは、同時に事故を思い出してしまう。そんなつらい思いを二度としてほしくない"
泣きながらそう言ってきた。」
「そんな‥どうしてもっと早く教えてくれなかったの、確かに思い出すのは辛いけど‥大切な人を忘れてしまう方が、もっと辛いよ‥」
母「ごめんなさい。やっぱり早く言うべきだった。」
私はあまりのショックで何も考えられず
そのまま電話を切った。
目の前の漫画を手に取る。
すべてを知った後だからか
もう頭痛は無い。
お母さんの話を聞いたおかげだろう、
さっきまで思い出せなかった優飛のことが
優飛の全てが、鮮明に思い出される。
ツンとした目つき
高い身長
自信満々な性格。
誰よりもバレーが大好きで
その分誰よりもバレーにうるさくて
ついていけない子も居た。
無茶苦茶なトスを上げることもあった。
そんな優飛に嫌味を言う子も居た。
でも、誰よりもバレーが強かった。
"影谷ちゃんと、日向ちゃんが揃うと
まるで化学反応が起こるみたいだね。
これはコーチの口癖。
優しくておもしろい人だったなぁ。
ふと漫画を読む手が止まる
影山飛雄
コート上の王様
偉そう、だけどどこか、似てる気がする。
バレーが好きだからこそ、無茶な事もする所も。
ツンとした目も。
ホントは悪い子じゃないのに
誤解されてしまう所も。
偶然とは、思えないくらいの共通点
凸凹なのに
二人揃えば奇跡のような速攻を打つ
まるで、あの頃の私たちに＿＿＿
いや、そんな訳ないか。
眠い目をこすりながらベットに潜り込む。
今日はもう、寝よ。
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RIO - 作者さん» いえいえ、全然！ 更新頑張ってください!いつも楽しみに待ってます (2021年10月9日 0時) (
レス) id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)あやか(プロフ) - 続き楽しみすぎて寝れません笑 (2021年9月22日 7時) (レス) @page27 id: 6c19d02f23 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - RIOさん» ありがとうございます、�盒兇�んそうだったんですね…西田さんはしてるつもりです！！教えてくださりありがとうございます！ (2021年9月17日 18時) (レス) id: 343a4934bb (このIDを非表示/違反報告)
RIO - 小説読ませてもらっています！あの…�盒兇�んと西田くんって関西弁だと思うんですが…それと、�盒兇�んの一人称って「俺」だったような気がします！何様やねんって感じですけど…スミマセン、できれば直していただければと思います。更新待ってます (2021年9月16日 22時) (レス) id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひらひらり | 作成日時：2021年8月15日 11時
