普通が恋したお嬢様 (ページ25)

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『((あの、』

やっぱり話しかけて来た。

渡「((.....何？」

『((ご挨拶をしてなかったなぁと思いまして....』

そんな事かよ。

『((...ごきげんよう

、、、しょ、うたく、ん。』

渡「！？」

今、名前......！

『((.....あ、えっと、、、辰哉くん！やっぱり怒ってるじゃないですか！』

深「((大丈夫だって！な？翔太くん！笑」

は？

ニヤニヤしながらふっかがこっちを見てるから、恐らくあいつの仕業なんだろう。

渡「((.......うざ。」

『((....申し訳ございませんでした。。』

渡「((......別に、悪くないでしょ。

、、、その、A.....さんは、。」

『！！』

いや何だよAさんって！

名前呼ばれたぐらいでパニくるとか小学生かよ。

だいぶかっこ悪いな俺。

深「((翔太くん教科書忘れたから見せてー！笑」

渡「((.....いいけど。っていうか俺寝るからあげる。」

深「((えーじゃあ俺も寝よっかなー」

渡「((おやすみ」

((ﾂﾝﾂﾝ

渡「((.....今度は何？」

『((あの、先生が.....』

渡「((は？」

そう言われて前を見ると、2人組になって話し合わないといけない項目があるらしくて、

俺の後ろの列で1人、隣がいない木ノ....A、さん、はペアがいなくて困ってるらしい。

渡「((しょうがないなぁ...」

正直眠いし、こんな授業めんどくさいけど、

渡「俺優しいからなってあげる。ペア。」

『！！ありがとうございます！(ﾆｺｯ』

普通はこんな授業寝るんだよって教えたら、本当に信じて寝てしまいそうな程に純粋なAさんの笑顔を、

何故かもっと見てみたいと思った。

あ、そうだ、

渡「((....おはよ。Aさん。」

『((！.....はい！(ﾆｺｯ』

笑顔１つゲット。

先「深澤〜！朝から寝るな起きろー！」

深「....ちょ、先生〜！何で俺だけ翔太も寝て.....え！？起きてんじゃん何やってんの！？」

渡「いや、普通に授業受けてるんだけど」

深「はぁ！？裏切り良くない！！」

渡「やっぱり、先生のためにもちゃんと受けた方がいいよ」

深「お前っ！まじかよ！」

『ふふっ笑』

あ、また笑った。