金髪美女の海賊 6

航海215日目 ページ14

side you


う「つまり、センラが元いた船とは何回か戦ってた。それが世界朝廷、革命派の船」
し「センラ自身は洗脳された影で何故か洗脳が解けて3年前からこの船に居るんやな」
『今も反対側の海域の貴族が国を盗る為にこの海域で海賊をやっとる。けど、この様子やと法律も制度も殆ど違うこっちの海域に計画は難航して未だに達成出来てへん』
さ「…って事やな！」

さか子は絶対に分かってないな

それはいいとして

何回も遭遇してるのは多分その辺の国や島を盗る為に居たんだろう

どうやらセンラがこっちに来てからは会ってないらしいけど、それはその船が狙っていた範囲から外れただけだろう

零「そうだ。それと、私達が戻って来たのは反対側の海域の様子が可笑しかったからだ」
智「反対側の海域は今荒れに荒れまくってる。お前達の方がよく知ってるだろ？」
さ「んぇ？」
う「私達じゃ無くてしま子とせん子ね」
さ「あぁ」

知ってるも何もそこから逃げて来た
全部捨てて生きる事を選んで

し「せやな。それが原因で私らは自国から逃げた。所謂国外逃亡や」
零「そうか…大変だったな」
し「まぁ…」

2人とも武器を使えたし、もう1人の人は家事が出来たので教わりながら手伝っていた
途中で裏切った為殺してしまったが色々学ばせて貰った

う「それは初めて知ったかも」
さ「国は大丈夫やったん？」

皇帝が裏切られて殺された
あの人と私も危ないからと言われるがままに国外に逃げた

いきなり皇帝が変わった
なる予定の無い人物に

国民にとってはそれだけの事

貴族にとっては一大事

特に皇宮はてんやわんやだっただろう
国政に関わる事だったら総入れ替えしているかもしれない

し「うん…まぁ、大丈夫やろ」
『私達は逃げたから知らんねん。情報や噂はこっちには来んし』

まだ向こうに居た時は噂とかを聞いていたから何となくわかってたけどこっちに来てからは噂も聞こえてこないので全く分からない

けど…
聞いた話によるとあの人も…

『…私にはもう関係ないんよ』
し「今は海賊やし」

許せない
復讐したい
仇を討ちたい

けど…

いっその事忘れてしまいたい

なのに

意識を失った時夢を見た時からか
よく思い出す
それを知っている人に会うし
声が聞こえてくる気がする

今もそうだ
こうして話題に上がる

あぁ…本当に嫌だ









To Be Continued

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