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ジェシーside
優「・・どうして俺なの？」
唇を離すと途端にいつも繰り返し紡ぎ出される言葉。
ジ「ふふ。何ででしょう？」
同じ押し問答に、冷めた眼差しでちらりと俺を見返されるとゾクゾクした。
長い睫毛に縁取られた黒目がちな瞳から発せられる色気にいつもヤられちまうんだ。
ちゃんとした答えなんか教えないまま、またベッドに彼を押し倒した。
虚になった彼の瞳に俺の姿は映しだされてはいるけど、ホントは俺なんか見ていない事が悲しくて、顎を掴んで俺の方を見させる。
ジ「俺を見て・・・好きだよ」
優「嘘つき。俺の事なんか好きじゃないくせに・・。
俺も好きじゃない。お前なん・・」
最後まで言い終える前に唇を塞ぐ。
俺の胸に手を当てて押し返そうとするから、手首を押さえつけて耳元で囁いた。
ジ「無駄だって・・大人しくして・・」
そのまま首筋にキスすると少し身じろいだかと思ったら小さく微かな声を上げる。
この抵抗をやめた瞬間が好きなんだ。
彼の目尻から涙が流れ落ちたから舌でそれを舐め取る。
ふと彼の甘い匂いに、出会ったあの頃の記憶が蘇った
俺達の出会いは一年前。
校長「本日付けでこちらに赴任する事となりました
先生方を紹介します。
まずは高地優吾先生です。担当は現国です。
先生、ご挨拶をお願い致します」
優「おはようございます。高地優吾と申します・・」
先生はその後も何やら挨拶を述べていたけど、俺と慎太郎はふざけ合っていて全く話を聞いていなかった。
教室に戻ってから、彼が俺達のクラスの副担任である事を知ったくらいだったから。
優「改めましてよろしくお願いします」
銀縁の眼鏡を掛けてインテリ風な彼からはどこか冷たい雰囲気が漂っていて、当時は「あ〜。苦手なタイプだな」としか思えなかった。
俺と慎太郎は成績はトップクラスだけど授業態度や素行なんかは問題だらけ。
けど俺らの両親は超金持ちで、学校に多額の寄付をしていたから何の注意もされなかった。
ていうか出来なかったんだろう。
それをいい事に俺らは自由気ままに学校生活を送っていて先生達にとって扱いづらい生徒だった。
俺はハーフって事もあって、現国は少し苦手な分野。
だから授業もあまり真剣には聞いていなかった。
いつも通り慎太郎とふざけていると
優「慎太郎、ジェシー。いい加減授業中ふざけるのやめなさい。他の生徒の迷惑だ。
ちゃんと聞いていないなら授業も出なくていいよ」
クラス中が一瞬静まり返った。
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櫂(プロフ) - (名前)こーじさん» こーじ様ぁ。私の拙い作品を読んで頂きありがとうございます(//∇//)とても嬉しい〜。こちらの作品は途中自分も辛くなってなかなかお話しが進まなくなった思い出深いものです。これからもこーじ様にハマって頂ける作品を作れたらなぁって思います（≧∇≦） (2022年4月12日 17時) (
レス) id: 71bb51adba (このIDを非表示/違反報告)
(名前)こーじ(プロフ) - 最近、櫂さんの作品を見るのにハマっています‼︎今回の作品を見つけてやっぱり、櫂さんの作品に間違いはないなと思いました。それに、この作品めちゃ泣けました😭😢 (2022年4月11日 23時) (レス) @page34 id: f61fc3e8a4 (このIDを非表示/違反報告)
櫂(プロフ) - たぬをさん» そんなそんな。たぬを様をメロメロに出来たら本望ですよ(//∇//)これからも振り回せるようにygみたいに筋トレして精進しまーす笑笑(≧∀≦) (2021年4月3日 21時) (レス) id: 7e2afa0867 (このIDを非表示/違反報告)
たぬを(プロフ) - 嗚呼ああっっ櫂様の作品や櫂様からのコメ返しでメロメロにされてしまう(泣)まるでygのような櫂様に振り回されたいっっ(≧∀≦) (2021年3月28日 20時) (レス) id: 31d9a0f904 (このIDを非表示/違反報告)
櫂(プロフ) - たぬをさん» とっても嬉しいのです(//∇//)これからもよろしくお願いします(^^)ドロドロは「鵺」の方で発散して行きます！笑。 (2021年3月28日 18時) (レス) id: 7e2afa0867 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫂
| 作成日時：2021年1月5日 21時
