十九 ページ20
みやびside
いつもは可愛らしい笑顔ですが、今の笑顔は恐すぎます……明智くんの上に馬乗りになって言うことじゃないです……。
『で？なんでうちのこと避けるの？』
そう言って悲しそうな顔をするAさん
『うちバカじゃけぇさ、知らん内になんか気にいらうようなことした？』
明「そう言うことじゃありません…」
『………じゃあ、なんで、？うちのこと嫌いになった？』
Aさん……
泣きながら明智くんの胸に顔をうずめたAさんの姿になぜだか心がチクリと痛みました。
例え自分が傷付こうともプライドを傷付けられた武田くんと武田くんを庇って蹴られそうになった明智くんを守るために家康くんに立ち向かったAさん。
それほど友人を大切にしているAさんだからこそ明智くんに避けられるのは辛かったのでしょう……
豊「Aちゃん……」
明「僕は…怖いんです。いつかAさんが僕を守るためにどっか遠くに行ってしまうんじゃないかって…」
『どがいな意味じゃ』
明「Aさんは私が守んなきゃ、ってどんどん先に行って自分を犠牲にしちゃうから。家康くんの時が良い例です。Aさん、右腕怪我しているんでしょう？」
『……気付いとったんだ』
明「僕はケンカが弱いからあなたに守ってもらってばっかりです。でもそんなの嫌なんです。目の前で大切な人が傷付いているのにその後ろで守られてるだけなんて。」
明「だったら、離れたら、あなたから離れれば傷つかないと思ったんです……」
Aさんが明智くんを大切にしているように明智くんもAさんのことを大切にしていたからこそ起きたすれ違い。お二人は一体どうなってしまうのでしょうか……
『うちが今一番痛いなぁ怪我した所じゃない。心じゃ。ごめん、明智。われの気持ちを考えんで突っ走ってばっかで。でも！うちゃ！手のたう所におるのにわれを守れんのが辛いよ……』
『われの言う通りもう無茶はせん。離れてくのが心配ならうちの隣で手を握っとってくれ。お願いじゃけぇ離れるなんてゆわんで。この学校で最初に出来た大切な友達なんじゃ』
明「本当に無茶はしないと約束できますか？」
『嗚呼、うちゃ約束は絶対に破らん』
明「…わかりました。その代わり、絶対に手を離さないでくださいね。」
『勿論じゃ！』
そう言って立ち上がって笑顔で手を取り合う二人。
なんとか無事に解決できてよかったです
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くぁ(プロフ) - もみじさん» わ〜！！！コメントありがとうございます！加藤くん推してる子がなかなか近くにいなくて！とっても嬉しいです！伊達くんとの絡みですね。了解致しました！拙い文ではありますが、頑張って書くのでこれからもよろしくお願いします！ (2022年10月27日 23時) (
レス) id: 00915e828e (このIDを非表示/違反報告)
もみじ(プロフ) - コメント失礼します！ 求めてましたこの小説！！加藤推しで...！めっちゃ好みです！！リクエストなんですけど、伊達とかとも絡み欲しいなーって思います...！出来ればでいいんですが、よろしくお願いします！応援してますー！！ (2022年10月27日 23時) (レス) id: 61d5d81753 (このIDを非表示/違反報告)
くぁ(プロフ) - リクエストいつでも募集中です！気軽にコメントしてくださいね〜！ (2022年10月9日 0時) (レス) @page18 id: 00915e828e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くぁ | 作成日時：2022年9月29日 20時
