*episode 悔し涙* ページ6
__先程怒りを覚えていた噂が世間を騒がせている。
キャスターの冷淡な声を右から左へとスルーしていると、ガチャリと玄関のドアが開く音がして快斗が顔を覗かせた。
「A、ただいま」
「・・・・おかえり」
少し疲れた様子の快斗が大きく息を吐く。その碧い瞳はいつもの光が消えていて、今にも消えそうな程に弱々しかった。
「ごめん、」
「え・・・・」
いきなり謝ってきたかと思えば、ぎゅっと抱きつきながら俯く。驚きながらも、快斗の背中を無言でさすった。
「インカムから聞こえた。お前が必死で俺を庇ってくれてるの」
「当然のことだよ。例え世界中の人がメディアやSNSで快斗を叩こうが、私はずっと快斗の味方だから・・・・」
凛とした声で紡いでいた言葉が、だんだんと震えていく。それに気付いた快斗が顔を上げ、私を胸に抱え込んだ。
温もりに安心すると、張り詰めていた涙腺が緩んで快斗の服に染みを作る。私が守らなきゃいけないのに、格好悪い。
「だけど・・・・だけど、快斗のことを庇いきれなかった。悪いのは快斗じゃないのに・・・・悔しい・・・・っ!」
「わ、泣くなって!」
「だって・・・・」
きゅっと唇を噛み、涙を拭く。悔し涙なんて、いつぶりだろうか。そっと快斗から離れると、僅かに微笑んで快斗がジャケットを引っ掴む。
「俺、少し用事が出来たから・・・・すぐ帰ってくる。だから、待っててくれるか?」
「うん」
いい子だね、と快斗が私の頭を撫でた。
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シルビア@快斗君神推し(プロフ) - 五十鈴さん» いえいえ、コメント嬉しかったです!笑 (2018年7月18日 20時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴 - あ、今引きました?(汗) (2018年7月18日 19時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
シルビア@快斗君神推し(プロフ) - 五十鈴さん» 本当ですか(汗)読んで下さってありがとうございます! (2018年7月16日 19時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴 - あ、ぁぁ、中、破しました (2018年7月16日 19時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
シルビア@快斗君神推し(プロフ) - クリスさん» ありがとうございます!できる限り甘々に出来るよう頑張りますね(^^♪ (2018年7月9日 20時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
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