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番外編*誕生日* ページ41

「ふわぁ・・・・そろそろ寝ようかな、まだ8時だけど」
「ん、ちゃんと睡眠とってんのか?最近、お前が欠伸してる姿を目にする時間が倍以上に跳ね上がってる様な気がするぞ」
「睡眠はとってるよ、もちろん」

あはは、と作り笑いをするが、一瞬視界がぐらりと揺れる。正直しんどい。

今日は6月20日。快斗の誕生日まで、あと僅か。急遽杏奈にも帰ってきてもらい、1週間ほど前から夜中に家を抜け出し二人でフォトブックを作っていた。

その疲れが出てきたのかなあ、と考える。もう少しの辛抱だ、頑張れ自分、と喝を入れながらコーヒーを喉に流し込んだ。

瞬間、快斗がムッとした様に眉をひそめて私の両頬に手を当て、ぐいっと引き寄せる。こつん、とお互いの額がぶつかった。

「っあ、」
「嘘だ。何隠してんの?俺に言えないこと?」
「べ、別に・・・・」
「知ってた?お前って、嘘つく時に髪の毛を耳に掛ける癖があるんだよ」

無意識に髪を触っていたことに気づき、ぱっと手を離す。髪の毛がさらさらと宙に舞った。

「俺に言えないことか?」

ワントーン低くなった快斗の声。僅かに怒気を含んだ声と、凛とした瞳が私を見つめた。

「言えないけど、そういうことじゃ・・・・!」
「言えないんじゃねーか。・・・・ごめん、心配して損した」

頬から温もりが消える。ガチャリ、という鍵を閉める音。

「・・・・怒っちゃったよね、流石の快斗でも」

ごめんね、快斗。

関係がぎこちなくても良いから、今は作業を始めよう。快斗ならきっと、分かってくれる。

大きくため息を吐き、自分の家のベランダへと飛び移った。

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シルビア@快斗君神推し(プロフ) - 五十鈴さん» いえいえ、コメント嬉しかったです!笑 (2018年7月18日 20時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴 - あ、今引きました?(汗) (2018年7月18日 19時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
シルビア@快斗君神推し(プロフ) - 五十鈴さん» 本当ですか(汗)読んで下さってありがとうございます! (2018年7月16日 19時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴 - あ、ぁぁ、中、破しました (2018年7月16日 19時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
シルビア@快斗君神推し(プロフ) - クリスさん» ありがとうございます!できる限り甘々に出来るよう頑張りますね(^^♪ (2018年7月9日 20時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Silvia | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年6月4日 22時

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