＊episode 業火の向日葵＊ ページ4
「そろそろ････かな？ここで次郎吉さんが落札すると思う」
≪了解。何かあったらまた教えろよ≫
「はいはーい」
私は歩美ちゃんに誘われ、阿笠邸へ。テレビの生中継が見られるソファの上に座り、キーボードを叩きながらインカムを気にしていた。
工藤君が怪訝な目で私を見ているような気がするが、一旦放っておいて。
≪It’s show time！≫
綺麗な発音の英語が快斗の口から溢れる。ゾクゾクする程に低く、所々に甘さを含んだ声。
「何してんだよ？パソコンと睨み合って」
「な、何でも････？」
パタンと蓋を閉め、あはは･･･と乾いた笑いをこぼす。園子さんの「キッド様！？」という声がテレビ越しに聞こえた。
『何故じゃ！』
次郎吉さんの視線の先には、白い翼の怪盗キッドでも高校生の黒羽快斗でもない、私の知らない快斗がそこに居た。
ふ、と笑う声がインカム越しに聞こえる。
お馴染みであるワイヤー銃を天井に撃ち、白い翼を持つ奇術師が姿を現した。
持ち前の身軽さと運動神経で、カメラが追いつけない程に速く動く。
「あー、くそ！もっとよく見せろ！」
「無理な話よ」
バァンという音にパソコンの蓋を開ければ、快斗がドアを蹴破って警察を翻弄しているところだった。
「お前、まさかその画面に映ってるのって････！」
「見せないわよ？････何よその手は、貸さないってば！」
パソコンへと手を伸ばす工藤君から護るようにパソコンを抱えて離さない。テレビの画面が室内から室外へと変わり、ビルの窓越しにキッドを捉える。
≪よし、そのまま････≫
テレビの映像と、銃を向けている男のものらしき声がリンクした。徐々に挙げられた手には閃光弾が握られていて＿＿
≪明日には帰れる≫
眩い光が飛び出すと同時に、冷たい快斗の声が鼓膜を震わせた。
＊episode 巫山戯ないで＊→←＊episode コーヒー＊
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シルビア@快斗君神推し(プロフ) - 五十鈴さん» いえいえ、コメント嬉しかったです！笑 (2018年7月18日 20時) (
レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴 - あ、今引きました？(汗) (2018年7月18日 19時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
シルビア@快斗君神推し(プロフ) - 五十鈴さん» 本当ですか(汗)読んで下さってありがとうございます！ (2018年7月16日 19時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴 - あ、ぁぁ、中、破しました (2018年7月16日 19時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
シルビア@快斗君神推し(プロフ) - クリスさん» ありがとうございます！できる限り甘々に出来るよう頑張りますね(^^♪ (2018年7月9日 20時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
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