Murder time!!!!!【UndertaleAU】 (ページ15)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:6,498 hit

Survived ページ15

しばらく轟音は鳴り響いていた。

Eトリエル「……っ！！もう、来たというの…！？」

エピックトリエルは焦った口調でそう言った。
俺は悔しさのあまり歯を食いしばるばかりだった。

「…逃げて、くれ。」
やっとの思いで、そう口に出た。

Eトリエル「そんな、あ、あなたは………！」
「俺のことは気にするな。全部、俺のせいなんだから…尻拭いぐらい、自分でさせてくれ。」

エピックトリエルは、悲痛そうな声をあげていた。
こんなに自分を心配してくれる人に、傷ついてほしくはない。

また、轟音が鳴り響いた。

「さあ、行って！！」
Eトリエル「…なにかあったら、いつでも頼って。ご武運を！！」

エピックトリエルは、真剣なまなざしを俺に向けながらそう言った。俺もそれに大きく頷いた。

(Xキャラ:はあ…。すっかり仲良しになっちゃって。キミ、偽善活動はそろそろやめたほうがいいよ？)
うるさい奴だ。これは偽善じゃない、きっかりとした本心だ。

散々俺をいびり散らかす子供を置いて、俺はいつも使っている武器を取り出した。大型のナイフ…といったところだろうか。

「…Xガスター！！どこにいる。いるんだろう？」
虚空に向かってそう叫ぶ。

？？「…ガスター本人がこんなところに足を運ぶわけないだろう。もう少し考える頭を持ったらどうだ？」

聞き慣れた声がすぐそこで聞こえた。

「………は、…？」

紛れもない。
それは

モンスターを統べる王、“アズゴア”だった。

Xアズゴア「久しいな、サンズ。…………いや、“クロス”と呼ぶのが妥当だろうか。」
「お前、なんで、生きている。………俺が、…俺が、殺した、はずじゃ」

その時、視界がぐるりと回転し、やがてフェードアウトした。

「クロスは引っ込んでろ！！……くそ、あいつが上書きボタンを使いやがった…………！」

ボクはクロスの人格を無理やりブン取って、自身の人格に切り替えることにした。
今はクロスの心境が安定していない。絶好のチャンスだ。

Xアズゴア「……！？見た目が、変わった…………？キャラ、……キャラなのか？」
「うるっさいなあ………ああ、そうだよ、ボクだよ！それより、ガスターの居場所は＿＿」

アズゴアはなにやら焦りを見せるようなそぶりばかりをしていた。……そんな、もともと育てていた子供が目の前に現れたからって、ここまで驚く必要はあるのか？

Xアズゴア「………“どうして、生きているんだ”。」

その発言に、思わず思考が停止した。

「………は？」