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*episode 宣言通り* ページ26

「あんにゃろっ・・・・!」

帰宅するとあいつの姿は無く。

テーブルの上に“快斗とひとつ屋根の下はさすがに身の危険を感じたので幼児化するまで帰ります”と書き置きがあるだけだった。

まあ悶々としなくて済むからその点では良いんだが。そもそもあいつ、前に拳銃持った危ない奴らに連れ去られて無かったか?

「・・・・乗り込むか」

これは断じて不法侵入ではない。Aの身の安全を確保するためには必要なことなのだ。

距離が二メートル程のお互いの家のベランダをひょいっと飛び越え、不用心に開いていた窓から中へと入る。リビングやダイニング、キッチンを覗いてみるが誰も居ない。勿論、Aの部屋にも。

少し不安が募る中、シャワー音と共に鼻歌が流れてきた。「おっ」と声を漏らし、脱衣所の籠に服が置いてあるのを見てリビングへと踵を返した。


「なっ、ななっ、何でいるのよ!」
「うっせー!意味深な書き置き残して家を出たお前を心配して来てやったんだよ!」

いらないし、と口を尖らせて文句を言うAはバスローブ一枚で、かなりの露出度。もう理性の糸が切れるギリギリである。

「どーせシャワー音でも聞いてニヤニヤしてたんでしょ?快斗の変態!」
「ばっ・・・・んなんじゃねーよ!てか、その服を早く着替えてほしいんだけど」
「何言ってんの?私、いっつも家では風呂上がりにこれ着てるんだけど。てか快斗を“信用”してるから、ね」

ぐさりとその言葉が突き刺さり、唇を噛む。まだ水を滴らせているその髪も、ほんのりと紅潮しているその頬も、俺を煽る材料にしかならないのに。

「まあ別に快斗なら大丈夫だと思うけど。何か分からないけど、快斗とそういうことをするのはあまり抵抗が無いし」
「そういうことって?」
「今、快斗が考えてること」

意味深にAが笑う。丁度考えていたことに顔が少し熱を持ったことが分かった。

「・・・・言ったな?」
「はいっ?」

ぐいっとAの手首を引き、床に押し倒して乱れた頭髪を掬う。紅潮したその頬に片手を当ててニヤリと笑った。

「俺、襲うって言ったよな?んじゃあ宣言通り」

__シよっか?

不敵な笑みを浮かべて僅かに頷いたAにいい子だね、と微笑んで唇を重ねた。

*episode 良いところで*→←*episode 癒される匂い*



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シルビア@快斗君神推し(プロフ) - アイリスさん» ありがとうございます!快斗君格好良すぎて…… (2018年6月2日 12時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - 展開が甘酸っぱい…快斗に惚れ直しました(笑)これからも応援しています! (2018年6月2日 12時) (レス) id: b4b2c4fcf3 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア@快斗君神推し(プロフ) - ピッピさん» ありがとうございます!応援に応えられるよう頑張りますね! (2018年5月29日 18時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ(プロフ) - 快斗ー!!めちゃくちゃカッコいいです!!10点連打機能がない占ツクを初めて恨みました…!笑 続きも応援しています(*^^*) (2018年5月29日 11時) (レス) id: d3db016fb1 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア@快斗君神推し(プロフ) - MONOさん» ありがとうございます(^^♪ (2018年5月26日 18時) (レス) id: 6380122d07 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Silvia | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年4月23日 16時

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