食事へ ページ26
｢失礼致します｣
社長夫妻を見送った後、専務夫妻もホテルを後にした。
ホテルに残った僕
そして何故かその横には
｢お姉ちゃーん！お腹空いた〜｣
｢あ！じゃあなにか食べに行こうか！チャンミンさんもどうですか？｣
山海コーポレーションの社長のお嬢さん二人もその場に残った。
｢あ、いや……僕は……｣
Aに今日のことを早く報告したかった僕は
ひよりさんの誘いを断ろうとした
その時
｢あ！Aさんも呼びましょうよっ！うんっ！そうしましょ！｣
｢えっ？｣
ひよりさんは僕が返事をする前にAに電話をかけ始めた
｢もーしもーし！Aさん？……うん。さっき終わったの。
それでね〜｣
ひよりさんはお父さん似かな？
そんなふうに思っていると、ちひろさんが僕に声をかけてきた。
｢チャンミンさん？今日はすみませんでした｣
｢あ、いいえ。｣
｢お姉ちゃんから話は聞いてます。
チャンミンさんには彼女がいて、その人はお姉ちゃんのお友達だって。
同棲もしているってことは、そのうち結婚も？｣
なんだか、僕の知らないところで僕たちの事を詳しく知っている人間が二人も居たようで
今日の見合いのこともAは詳しく話してはくれなかったけれど
もう全ては話が通じていたものだったのかと
この時悟った。
｢まぁ、結婚はします。
今はタイミング待ちで。｣
｢そうなんですかぁ(笑)｣
先程の見合いとは打って変わって、とても幼そうな人懐っこい笑顔で笑ったちひろさん
忘れるところだったが、まだ22歳だった。
｢ねぇ？Aさん来るって！いつものイタリアンのお店今予約したから、これからそこに異動ね｣
｢あぁ、はい｣
グイグイとその場を取り仕切るひよりさんに任せ
僕らはタクシーでイタリアンの店に向かった。
『いらっしゃいませ』
着いたのは女性が好きそうな、お洒落なイタリアンの店
奥にはちょっとしたパーティションで仕切られた席が有り
個室とまでは行かないものの、仲間で食事をするのには居心地の良い空間になっていた。
｢さて、適当に頼んじゃうわね。チャンミンさんは、ワインお好きでしたよね？｣
｢あぁ……はい｣
｢じゃあ乾杯しましょう｣
ひよりさんは男から見ても頼もしいくらいに全てを決めて店員さんに注文をした。
｢ごめんねぇ？チャンミンさん。
お姉ちゃんいつもこんな感じなの｣
ちひろさんが僕にそう控え目な声で言うと
ひよりさんは僕を見てにっこり嬉しそうに笑った。
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alexis(プロフ) - 裕さん» 全くですねー(^^*) (2020年11月18日 19時) (
レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» 我が道をいく。って感じです(笑) (2020年11月18日 10時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ここでも結婚。現実でも結婚…。あのマンネのチャンミンが……。5人の中では一番、芸能人らしからぬ(？)神経の持ち主で極めて特別じゃない、いえ、それこそ特別な、そしてシビアな男子。裕さまはリーマン･チャンミンを描きながらもリアル･チャンミンかと感じてます。 (2020年11月12日 23時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - みきぽんさん» シム家の長男ですからねw (2020年11月11日 11時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» まぉ、頑張れ。ってことでwww (2020年11月11日 11時) (レス) id: 266230131b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2019年11月4日 17時
