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頑張れ ページ42

つんつん、つんつんつん、


「恵、大丈夫?」


「……これが大丈夫に見えますか。」



Aの呪力が流れ、しなやかに動く木は、枝を自由自在に操り、恵の足首に巻きついた。



そのまま、逆さ吊りの要領で捕まっていた。




五条が動けない恵の腹をつんつんと指でつつく。



その事がイライラを加速させているようだ。



「半分、といったところか。」



木々の間からAが音もなく現れた。




「まあ、よくやった方なのではないか?」



その時のAの顔は、史上最高の煽り顔と言っても過言ではないだろう。



恵は額に青筋を浮かべ、五条は楽しそうに口笛を吹いている。



Aが手を一度叩くと、恵の足首に巻きついていた枝はほどけ、地面にどさっと落ちた。



「……さて、次はお前だよ。」



「……。」



五条が辺りをキョロキョロと見渡す。



「え、僕?」



Aの指さすのが自分だと思っていなかったのか、大きなリアクションをとる。



「そうだ、最近教える方ばかりだから、体を動かしたいところではないか?

うむ、そうだろうな。」



1人でどんどんと話を進める。



「恵、安心しろ。

お前と同じ頃の悟は沼で沈みかかっていた。」



フォローを軽く入れ、後ろで何かを訴えている五条に目を向けることなく、手を叩いた。



すると、五条の姿は消え、恵とAの2人が残った。



「あいつは多分登ってくるだろうから、上で待ってよう。」



それから2時間後、
頭に葉っぱや蛙を乗せたボロボロの五条が小屋にたどり着いた。

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 伏黒恵
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ダイフク(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます!オチについては明言出来ないのですが、楽しんで読んでいただけるかな、と思います…。更新頑張ります! (2022年3月6日 1時) (レス) id: 7eb0c29f0f (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - ダイフクさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。更新楽しみにしています。 (2022年2月25日 11時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
ダイフク(プロフ) - みきゃるさん» コメントありがとうございます!とても遅くなりましたが、これから少しずつ更新して行くのでよろしくお願いします! (2022年2月6日 1時) (レス) id: 7eb0c29f0f (このIDを非表示/違反報告)
みきゃる(プロフ) - とても面白いです!!!ゆっくりでもいいので、続きが見たいなと思ってしまいました、、! (2021年12月12日 10時) (レス) id: 22cb947882 (このIDを非表示/違反報告)
ダイフク(プロフ) - 雪マカロンさん» コメントありがとうございます!早く高専生たちを登場させられるように更新頑張ります! (2021年3月4日 20時) (レス) id: 9e9c718d28 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ダイフク | 作成日時:2021年1月11日 15時

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