【鬼滅の刃】蟲柱の妹は、妹だと名乗らない 肆

佰参拾参話 ページ22

失礼しました、と部屋を出て襖を閉める。



『(……これからどうするべきか……。)』




やらなければならない事はたくさんある。


鬼無辻無惨がここを突き止めるまでおよそ1ヶ月もないだろう。



この間に何をするかで全て変わる。




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『(……そういや昨日、童磨殿が気になる事言ってたな。)』




そう、昨日の夜。



童磨殿と例の廃寺で会ったのだ。




その時、童磨殿が言っていた事が妙に気になった。




『(………少し調べてみるか。もしかしたら、そろそろ伝わるかも知れないし…。)』
？「何を調べるの？」
『…………まだいたんですか、霞柱様。』




後ろから声をかけられた。



誰かと思い後ろを向くとそこにいたのは、霞柱・時透無一郎だった。





時透「ねぇ、何を調べようとしてるの？」









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答える義理、なし。




さっさと帰って準備しよ………。




時透「あ、待ってよ。Aってば。」





……あ、同時進行でやってみるのもありかな。




けど、そうすると時間がかかりすぎる…。




時透「待って。」





……なら、もう少し時間を空けてから…？




いや、それもダメだ。




この1ヶ月じゃ間に合わないかも知れない。





時透「待って。」




……うーん、だとしたら最優先事項はやっぱり…。






時透「待ってってば。」





パシッと腕を掴まれた。

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