♯９３ ページ9
俺とアスナは同時に剣を鞘に納め、更にストレージに収納する
俺は、軍のメンバーを踏まないように慎重にアスナとキリトの方へと近づいた
貴「怪我は？大丈夫か？」
キ「え？俺は別になにもないけど？」
貴「違うよ。子供たちの方｡」
キ「ああ､そっちか....それなら...ほら」
キリトが指差した先には、さっき軍に脅されていた子供たちが、他の子供と笑いあっている姿があった
貴「大丈夫そうでよかった」
ア「それにしても......」
アスナの声をユイのか細い...しかし、確かに響く声が遮った
ユ「みんなの....みんなの､こころが」
ユイは右手を空の方向へと手を伸ばす
慌ててその方向へと目線を向けるが、そこには何もない
ユ「みんなのこころ....が」
キ「ユイ！どうしたんだ、ユイ！！」
キリトが叫ぶとユイは２､３度瞬きをして､きょとんとした表情を浮かべた｡アスナも慌てて走りより、ユイの手を握る
ア「ユイちゃん....何か、思い出したの！？」
ユ「....あたし...あたし
あたし、ここには....いなかった....｡ずっと､ひとりで､くらいとこにいた....
うあ...あ...あああ！！」
ユイの細い喉から高い悲鳴が迸った直後､ザ､ザというSAOで初めて聞く音が、俺たちの耳を刺激した
貴「なん...だよこれ！ナユタ！頼む、出てきてくれ！ナユタ！！」
俺が叫んだ直後、ユイの硬直した体のあちこちが､崩壊するように激しく振動した｡
ア「ゆ...ユイちゃん...！」
アスナも悲鳴をあげ、ユイの体を両手で必死に包みこむ
ユ「ママ....こわい....ママ...！！」
その数秒後、怪現象は収まり､硬直したユイの体から力が抜けた
キ「なんだよ....いまの...」
キリトのうつろな呟きが､静寂に満ちた空き地に低く流れた
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わぉ - kaineさん» これは……生きてるのかな？とても好きで一気に読んじゃいました！終わるなんてもったいない！ (2020年3月10日 23時) (
レス) id: 8b2d67b42b (このIDを非表示/違反報告)
kaine(プロフ) - atoさん» コメントありがとうございます！更新頑張っていきたいと思います！(｀ー´ゞ-☆ (2018年9月14日 23時) (レス) id: 5a4bb67b2f (このIDを非表示/違反報告)
kaine(プロフ) - 水土里さん» 返信遅くてすいません！受験勉強です！中学３年生です！頑張ります！(色々と) (2018年9月14日 23時) (レス) id: 5a4bb67b2f (このIDを非表示/違反報告)
ato - 更新待ってます (2018年9月13日 15時) (レス) id: cfa895c0e3 (このIDを非表示/違反報告)
水土里 - 頑張ってください！中学生と言っていたので受験勉強とかですかね．．．？できる日にゆっくりとでもいいので更新お願いします！！ (2018年6月3日 16時) (レス) id: 4a198c2e09 (このIDを非表示/違反報告)
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