絡まりアイ (ｔ) (ページ18)

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電話が切れると自然とフーと息を吐いていた。

流石に突然の電話は緊張する。

ふと手に持ったままのスマホを見ると、新着メッセージありの表示。電話している間にきていたみたいだ。

玉森くんからだった。

[おなかへったー。チャーハンたべたーい。]

いつも通りのゆるーいメッセージ。

それを見てさっきまでの緊張感が解けて自然と笑顔になる。

ピーーー

音のした方を向くと、炊飯器。

今日は自炊しようと思っていたため準備をしていて、ちょうどお米が炊けたところだった。

少しだけ悩んで、玉森くんに返信する。

[ちょうどお米炊けた。チャーハン作る？］

ピロンっ
すぐに返信がくる。

[作ってくれるの？]

[この前行ったお店みたいにおいしくはないけど。それでいいなら]

[たべる。家行けばいい？]

私は部屋番号を彼に伝えて、準備を始める事にした。

具材を切りながら、よく考えるとキスマイを自宅に呼ぶとかなかなか大胆なことをしてしまったんじゃないだろうか、と不安になる。

でも玉森くんは、友達って言ってくれたし…ともやもや考えていると、ピンポーンとオートロックのインターホンが鳴った。

ビクッとして、持っていた玉ねぎを落としそうになってしまう。