♯嫌がらせ ページ34
A side
渡辺「 却下 」
渡辺翔太から返される言葉は
いつもこの2文字だった。
優香「 Aちゃんっ！ 」
美希「 また来たよ 」
あれから毎日のように
私のクラスに顔を出す優香ちゃん。
あの日のことを美希には言えず、
なんとなく誤魔化していた。
優香「 はい！これ！ 」
『 あ、うん。ありがとう…！笑 』
訪れる度に私にくれる�� ミルクティー ��
前に柔らかく断った時は
泣きそうになりながらあまりにも悲しんだので、
受け取って飲むことにしていた。
大嫌いなミルクティーを我慢して飲む私を、
嬉しそうに見つめる優香ちゃんと
何も言わず悔しそうに睨む美希。
今日もいつもと同じように飲もうとした私は、
受け取ってすぐにストローを刺した。
目黒「 いい加減にしろよ 」
『 蓮くん！？ 』
目黒「 俺が貰うわ 」
強引に私の手からミルクティーを奪った目黒蓮は、
優香ちゃんを睨みつけながら一気に飲み干した。
その様子を見て、
優香ちゃんはポロっと涙を流した。
優香「 Aちゃんに、あげたのにっ… 」
『 蓮くんひどいよ！なんでこんなこと、 』
目黒「 お前、ほんとにAの友達なの？ 」
優香「 当たり前じゃないっ…！
あなたも見てたでしょ！？ 」
目黒「 悪いけど、
友達だったらAの嫌いなものくらい
分かるよな？ 」
優香「 え…？ 」
目黒「 少なくとも美希は、
Aにミルクティーあげてんの見たことねー 」
優香「 Aちゃん、嫌いだったの…？ 」
『 う、うん… 』
目黒「 大体、誰かにあげるとしても
わざわざミルクティー選ぶか？
普通、お茶とかカフェオレとかだろ。
ミルクティー売ってる自販機
ここから1番遠いのにさ 」
その普通が本当に一般的なのかは危ういけど、
目黒蓮が庇ってくれたことが嬉しかった。
泣きながら飛び出していった優香ちゃんに
目を向けることもなく、
目黒蓮は私の頭に手を乗せた。
目黒「 A、お人好しすぎ。笑 」
美希「 A嘘つかないでよっ…！
あいつに本当は別のこと言われたんでしょ！？ 」
『 ごめっ… 』
今まで我慢していた涙が溢れ出して、
目黒蓮と美希に支えられながら大泣きした。
そして、
落ち着いた私は渡辺翔太の元へと向かった。
・
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柚月 - S 9が主人公のことを取り合いみたいな感じのお話がみたいです (2021年2月19日 19時) (
レス) id: 1cfbcf2dea (このIDを非表示/違反報告)
leechan - 稟さん» コメントありがとうございます！S9なりのコテンパンを表現したかったのでこういう展開にさせて頂きました。リクエストに応えられず申し訳ありません… (2021年2月19日 2時) (レス) id: 450613ba4d (このIDを非表示/違反報告)
稟 - 主人公ちゃん大好きなスノ達とお友達が、嫌なヤツをコテンパンにするのが見たいです笑。 (2021年2月13日 21時) (レス) id: ee38c723d2 (このIDを非表示/違反報告)
leechan - 安寿香さん» 理解できずすみませんでした！SnowManからのそういった表現はありませんので、ご安心ください！ (2021年2月12日 10時) (レス) id: 0e14fa8bf7 (このIDを非表示/違反報告)
安寿香(プロフ) - leechanさん» SNじゃなくてSMでしたね汗 多分打ち間違えです！ (2021年2月12日 1時) (レス) id: 491c0ff4a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：leechan | 作成日時：2021年1月21日 0時
