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“正義の鉄拳”
更にパワーアップした“正義の鉄拳”を見て違和感は消えた。
そうか、あの技は常に成長し続ける必殺技だったのか…！
痛む身体に耐えながら立ち上がろうとする。
と、近くで足音が聞こえ、そちらへと顔を上げる。
「…豪炎寺、さん…！」
そこに立っていたのは、豪炎寺さんだった。
「待たせたな」
「いつもお前は遅いんだよ…！」
円堂さんと豪炎寺さんのやりとりに、自然と頬が緩む。
と、豪炎寺さんがこちらに歩いてくる。
そして、僕に手を差し伸べた。
「…よく頑張ったな」
「…はいっ」
僕はその手を握る。
豪炎寺さんが引っ張ってくれたお陰で、立ち上がることが出来た。
「選手交代！10番、豪炎寺修也がはいります！」
瞳子姉さんの声が聞こえる。
10番のユニフォームを着た豪炎寺さんがフィールドに入る。
瞳子姉さんの方を見つめると、目が合う。
そして、小さく微笑んでくれた。
試合再会
開始早々デサームにボールが渡る。
「見せてみろ！お前の実力を！」
そう言いながら突進してくるデサーム。
「…！」
豪炎寺さんは怯むことなく、デサームから華麗にボールを奪う。
そして、あっという間にイプシロン改のゴール前へ。
「“ファイアートルネード”！」
豪炎寺さんの必殺技“ファイアートルネード”がイプシロン改のゴールへ向かう。
前に見た“ファイアートルネード”より、明らかにパワーアップしている…！
「“ワームホール”！」
ゼルが必殺技“ワームホール”を繰り出す。
止められた…！？そう思ったのは一瞬だけで、
「何て威力だ…！」
2-1
豪炎寺さんの放った“ファイアートルネード”はイプシロン改のゴールへ突き刺さった。
勝つには、あと2点。
「これは、負けてられない…！」
そろそろ痛みで悲鳴を上げていた身体が、言うことを利くようになってきた。
と、目線を感じそちらの方へ目を向けると、
「飛べるか、A」
「え…？」
その言葉は、僕のあの技“シャイニングエンジェル”を思わせる発言で。
『飛べるかい、A』
『勿論、兄さん！』
兄さんが“ツイン・エンジェル”を使うときに言っていた言葉そのままで。
まさか、豪炎寺さん知っていて言ったの…？
「お前と一緒にシュートを打ちたいんだ」
「…仕方ないですね。わかりましたよ」
僕は豪炎寺さんの言葉に頷いた。
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恵野(プロフ) - 銀世界の姫騎士 レオさん» コメントありがとうございます。私の気分で更新するかしないかが決まってしまうのですが…汗 ありがとうございます！ (2020年3月11日 22時) (
レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(プロフ) - すごく面白いです！これからも、無理せず頑張ってください！^^* (2020年3月11日 21時) (レス) id: 86c31a4b24 (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 聖ニャンさん» コメント遅くなりすみません…！汗 励みになります！ありがとうございます嬉涙 (2020年1月16日 17時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
聖ニャン(プロフ) - 凄く面白いです!これからも頑張って下さい!応援してます! (2019年12月24日 23時) (レス) id: 69449d120b (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 水琴さん» コメントありがとうございます。更新は不定期ですが、宜しくお願いします！ (2019年11月4日 15時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恵野 | 作成日時：2019年11月4日 12時
