222 ページ22
「先程、エイリア学園のボールを取った貴方。…なかなか良い筋をしているわね」
「まあ、悠さんの指導があったからですね」
「…悠が」
剛兄さんの口から出た、兄さんの名前に瞳子姉さんは目を見開く。
「このチームは、サッカーに対する熱意が冷めていた僕の為に、兄さんが提案した事で出来たチームなんだ」
瞳子姉さんに、このチームの成り立ちを簡単に説明する。
「…貴方たちは何処の学校所属なの？」
「大海原中の近くにある、
「…まあでも、少子化の影響で段々生徒数が少なくなってるけど」
真太郎と颯太が瞳子姉さんにそう説明する。
…
兄さんが入院するまで所属していた学校でもある。
因みに現在兄さんは雷門中所属になっている。
転入手続きは済んでいるが、入院中なのでまだ一度も学校には行ってない。
「…A。お前は、エイリア学園と関わりがあるのか」
「鬼道、さん…？」
僕に声を掛けた鬼道さんの声が冷たい。
まさか、僕を疑ってる…？
「今までそうだった。ジェミニストームの時もイプシロンの時も、ザ・ジェネシスの時も…。先程の奴もそうだ。＿＿＿何か、隠しているのか」
「！！」
視線が一気に僕に集まる。
鬼道さんの目は鋭い。
…そもそも、すぐに言われなかった時点で怪しまれてたんだ…！
「…皆、似ているんです」
「似ている？」
「僕、最初に言いましたよね？…一年ほど孤児院にいたって話、しましたよね。…あの場所で知り合った人達に、似ているんです。だから…」
「…そうか。悪かったな、辛い話をさせてしまって」
鬼道さんが申し訳なさそうに、そう言った。
…言ったことは本当だ。
でも、彼らの正体がその人達に似ているではなく“本物”である事は気づかれていない。
「はる…、ヒロ君…」
＿＿＿真っ青な青空に、僕の言葉は消えていった。
✄
光海地中学校
大海原中学校の近くにある中学校
年々少子化で入学する生徒が減っているらしい。
悠が前に所属していた学校であり、Aが入学するはずだった学校
◯キャラクターアルバムにて、夢主が作ったチームメイトのキャラクターを公開しました
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 115人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
恵野(プロフ) - 銀世界の姫騎士 レオさん» コメントありがとうございます。私の気分で更新するかしないかが決まってしまうのですが…汗 ありがとうございます！ (2020年3月11日 22時) (
レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
銀世界の姫騎士 レオ(プロフ) - すごく面白いです！これからも、無理せず頑張ってください！^^* (2020年3月11日 21時) (レス) id: 86c31a4b24 (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 聖ニャンさん» コメント遅くなりすみません…！汗 励みになります！ありがとうございます嬉涙 (2020年1月16日 17時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
聖ニャン(プロフ) - 凄く面白いです!これからも頑張って下さい!応援してます! (2019年12月24日 23時) (レス) id: 69449d120b (このIDを非表示/違反報告)
恵野(プロフ) - 水琴さん» コメントありがとうございます。更新は不定期ですが、宜しくお願いします！ (2019年11月4日 15時) (レス) id: 6bb0d67502 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：恵野 | 作成日時：2019年11月4日 12時
