大好きな人 (ページ7)

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裕太side

今日は入学式、、

ちょっと不安もあったけど

中学から一緒のニカと
同じクラスになれたから安心してた。

それなのに、、、

「玉森くん彼女いるの？」
「ちょーイケメン！」
「LINE教えて！」

俺に群がる女の子達…

こういうの苦手なんだよね、、、

俺人見知りだし。

いつもはニカが助けてくれるのに、

今あいつは隣のクラスを見に行ってる。

すごい可愛い子がいるんだってー。

まじで早く帰って来てよ…

ニ「はーいそこまでね！ごめんねー、

こいつ男にもなかなか連絡先教えないやつだからさ！」

そ。後輩とかにも教えてない。

友達の中でも俺の連絡先知ってんのって

ニカと宮田と他数名だけ。

宮田っていうのは中学のときの友達ね！

高校は別だけど。

裕「ニカ遅い。」

ニ「ごめんごめん！でも収穫！
まじ可愛かった！！」

裕「よかったねー。」

ニ「俺の話に興味持てって。笑

ねっ、HR終わったら玉も見に行こうよ！」

裕「遠慮しとくー。」

早く帰って宮田ん家行こうかな。

裕「あ……」

ニ「玉？どうしたの？」

廊下の向こうから歩いてくる女の子２人組…

左側を歩く女の子に目が止まった、、

裕「あの子……」

ニ「え？あっ！玉、あの子だよ！
可愛いって早くも有名人なの！」

裕「そうなんだ、、可愛い…」

ニ「やっぱ玉もそう思うでしょ！？

てか玉が“可愛い”…って言うの珍しいね？」

あっ…今ふわって、いい匂いした…。

二「Aちゃん、いい匂いしたね！」

裕「うん……」

これって、、一目惚れって言うのかな…？

初めての感覚…。