ひゃくきゅうじゅうきゅう ページ5
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場地「へー、お前らオフクロが違うんだ？外人みてぇな名前だな」
万次郎「だろ？」
『“エマ”ちゃんって名前可愛いじゃない！』
妹という割に似てないなコイツら
と場地が思えば、エマは万次郎の腹違いの兄妹であった。
そういえば、顔立ちもAのように日本人離れしているような顔の気がする。
場地「じゃあ俺、エドワードの“エド”」
万次郎「俺、マイケルの“マイキー”」
場地「ディスイズアペン」
万次郎「アイハブアウ◯コ」
『もう、二人とも！！』
「オーマイガッ！！」とふざけながら、場地と万次郎は走り出す。
エマ「本当はわかってるんだ」
何が面白いのかケラケラと笑っているとエマがポツリと話し始めた。
エマ「ママの気持ち」
『……エマちゃん？』
エマ「ママはウチのこと嫌いだから。……だから捨てたってわかってるんだ。」
『エマちゃん！』
エマ「でも、言ったんだよ？用事が終わったら迎えにくるって。言ったんだ」
これまで我慢していた気持ちが限界だったのか、エマの目からは大粒の涙が溢れている。
ボロボロと涙を流し、膝を抱え込むエマの姿はあまりにも見ていられなくて、Aは小さな腕をめいいっぱいに広げてエマの体を包み込んだ。
『エマちゃんのママはエマちゃんのことが嫌いになったんじゃない。きっと何か理由があったんだよ』
エマ「ヒック……」
『大丈夫、ママが迎えに来てくれるまでは一緒に待とうね。わたしだけじゃなくてシンイチローくんも万次郎くんも、ケイくんもおじいちゃんもみんなエマと一緒にいるから』
エマ「……一緒？」
『うん、一緒だよ。寂しくなったらいつでも言ってね？』
エマ「でも……」
『わたし、エマちゃんのお友だちだけど、エマちゃんのお姉ちゃんにもなりたい！』
この時のAの台詞とAの腕の中の温もりは、エマにとって一生忘れられないものになる。
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ゆず(プロフ) - いっちゃんさん» すみません。コメントありがとうございます。微修正や下書きをして保存した際に通知が届いてしまったのだと思われます。その際は更新通知をオフにしていたつもりでしたが、漏れていたようです。ぼちぼち更新していきますので、お待ちいただけますと幸いです！ (2023年3月1日 17時) (
レス) id: 5e3b7e37d3 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん(プロフ) - すみません、更新通知が届くのですが、どれもNEWと表示されてなくて、、、続きが更新されてるのでしょうか。 (2023年2月5日 21時) (レス) id: 3e516dda96 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - すごく面白くてすごく大好きです文才天才すぎです、、何回も読み返してます、、これからも無理ないペースで更新していただけたら嬉しいです！完結までついていかせてください！！ (2023年1月16日 4時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
こーが(プロフ) - ありがたきお知らせ…！楽しみにしておりますが、無理せずご自愛ください…！ (2022年11月23日 9時) (レス) id: da454ef0ae (このIDを非表示/違反報告)
ミルねこ - おもしろい！おもしろすぎて、ここまで一気読みしちゃいました！それぞれのキャラクターの心情が細かく書いてあって人物により近い視点で物語を読み進められました！続き、楽しみにしてます！ (2022年7月21日 21時) (レス) @page28 id: 0b8b35e0bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2022年5月10日 19時
