にひゃくにじゅうに ページ28
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松野「つまり誕生日が攻めてきたのはイザナが
花垣「……ああ」
松野「……ハァ。まさか東卍の設立にも関わってるとはなぁ。しかも、Aちゃんとの関係も深いときたか…」
頭をポリポリとかき、松野は悩ましげな声を上げた。
その姿を見た花垣は意を決して考えていたことを告げる。
花垣「千冬…お前だから、この話をした」
松野「？ああ」
花垣「だけど、この先はもう一人で動く」
松野「え？」
『タケミっち？』
花垣「もう、巻き込めない。千冬もAちゃんも」
松野「は！？何言ってんだよ、今更！！」
『急にどうしたの？さっきはそんなこと一言も…っ』
これにはAも驚きの表情を見せる。
一緒にマイキーくんを救おうと誓ったのにごめん…。
花垣は心の中でAに謝った。
花垣「ナオトが死んだ」
松野「え！？」
『うそ…』
花垣「もう…ほんとに未来に戻れない。もう後がないんだ。」
花垣は決めていた。
花垣「この腐った兄弟喧嘩は俺が終わらす」
Aにとってイザナは大切な存在になるのかも知れないが、
花垣「俺が稀咲とイザナを殺す。例え差し違えてでも…っ」
と_____。
花垣「ごめん、Aちゃん…。俺はやっぱりアイツを許せない」
『タケミっち…』
花垣「嫌な予感がするんだ…。Aちゃんはマイキーくんから離れない方がいい…！」
『わたしはわたしの意思で立ち向かうって決めたんだよ？』
花垣「わかってる。わかってるけど…俺一人でやること、二人ともわかってほしい…。頼むよ」
花垣の一世一代の決心。
しかし、松野は落ち着いていた。
松野「じゃあ、お前がそう説明しろ！」
花垣「え？」
松野「俺が呼ばれた時点でみんなも呼んだ。いいかタケミっち、これはただの兄弟喧嘩じゃねぇぞ！」
伝説の
そのチームを悪に染めた黒川イザナ
そして、ソレを潰したマイキー
松野「その流れの中で東卍は誕生して、その流れの中で俺はあの人に出会った。この兄弟喧嘩は東卍の源流だ。俺たち東卍にとっても“ど真ん中の戦い”だ」
松野の言葉にAも喧嘩っ早いくせに綺麗な黒髪を持っていた幼なじみを思い出す。
もう、誰か一人に背負わせるなんて嫌だった。
『タケミっち。君は一人じゃないんだよ？』
花垣「え…」
『君には仲間がいる。それを忘れないで』
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ゆず(プロフ) - いっちゃんさん» すみません。コメントありがとうございます。微修正や下書きをして保存した際に通知が届いてしまったのだと思われます。その際は更新通知をオフにしていたつもりでしたが、漏れていたようです。ぼちぼち更新していきますので、お待ちいただけますと幸いです！ (2023年3月1日 17時) (
レス) id: 5e3b7e37d3 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん(プロフ) - すみません、更新通知が届くのですが、どれもNEWと表示されてなくて、、、続きが更新されてるのでしょうか。 (2023年2月5日 21時) (レス) id: 3e516dda96 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - すごく面白くてすごく大好きです文才天才すぎです、、何回も読み返してます、、これからも無理ないペースで更新していただけたら嬉しいです！完結までついていかせてください！！ (2023年1月16日 4時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
こーが(プロフ) - ありがたきお知らせ…！楽しみにしておりますが、無理せずご自愛ください…！ (2022年11月23日 9時) (レス) id: da454ef0ae (このIDを非表示/違反報告)
ミルねこ - おもしろい！おもしろすぎて、ここまで一気読みしちゃいました！それぞれのキャラクターの心情が細かく書いてあって人物により近い視点で物語を読み進められました！続き、楽しみにしてます！ (2022年7月21日 21時) (レス) @page28 id: 0b8b35e0bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2022年5月10日 19時
