ひゃくきゅうじゅうなな ページ3
.
真一郎「エマ！この間、話してたAだ。」
『わたし、輝夜Aって言うの！よろしくね、エマちゃん！！(ニコ)』
エマが思うAの第一印象は笑顔が似合う可愛い女の子だった。
『シンイチローくん！いつのまにこんな可愛い妹ができたの！？ナイショにしてたの？』
真一郎「つい最近、一緒に住み始めたんだよ。ほら、そんな怒った顔しても可愛いだけだから、やめろ」
いくつも年の離れたAに対してデレデレとする真一郎にエマは“キモチワルイ”と若干引きそうになったが、天使のような笑顔を浮かべるAを見れば、まぁ納得もできるだろうか。
初対面にも関わらず、エマもAに惹かれていたのかも知れない。
『エマちゃんの目、大きくてとっても綺麗だね！』
エマ「え？」
『それに髪の毛も綺麗で、可愛いフランス人形の女の子みたい！』
エマはAにそっくりそのまま返してやりたくなった。
しかし、ここまで真正面で褒められたことが今までにあっただろうか。
エマ「ありがとう…」
『ふふ、こんな可愛いお友だちができて嬉しいな』
エマ「お友だち？」
『うん！ねぇ、エマちゃん。困ったことがあったら、いつでもお話してね？シンイチローくんとか万次郎くんには話しにくいこともあるでしょ？』
エマ「いいの…？」
『もちろん！困った時だけじゃなくて、楽しかったこととかもいっぱいお話してくれたら嬉しいな』
Aの第二印象は優しくて、暖かい女の子だった。
エマ「……Aちゃんって呼んでもいい？」
『うん！呼んで呼んで！！わたしもエマちゃんって呼んでるもん』
エマ「うん、ありがとう」
やはり、Aを連れてきて正解だった。
表情が少し和らいだエマに真一郎は一安心した。
『そういえば、ケイくんにはもう会ったの？』
真一郎「いや、まだ会わせてねぇ」
『ケイくんにも会いに行こうよ！お友だちはいっぱいいる方が楽しいし。道場にいるんでしょ？』
真一郎「稽古時間だし、多分な」
『行こう？エマちゃん！』
エマ「え！？」
『ほら、シンイチローくんも！ちゃんとお稽古しないと、おじいちゃんに怒られちゃうよ？』
真一郎「へいへい、俺はコッソリな」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 612人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆず(プロフ) - いっちゃんさん» すみません。コメントありがとうございます。微修正や下書きをして保存した際に通知が届いてしまったのだと思われます。その際は更新通知をオフにしていたつもりでしたが、漏れていたようです。ぼちぼち更新していきますので、お待ちいただけますと幸いです！ (2023年3月1日 17時) (
レス) id: 5e3b7e37d3 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん(プロフ) - すみません、更新通知が届くのですが、どれもNEWと表示されてなくて、、、続きが更新されてるのでしょうか。 (2023年2月5日 21時) (レス) id: 3e516dda96 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - すごく面白くてすごく大好きです文才天才すぎです、、何回も読み返してます、、これからも無理ないペースで更新していただけたら嬉しいです！完結までついていかせてください！！ (2023年1月16日 4時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
こーが(プロフ) - ありがたきお知らせ…！楽しみにしておりますが、無理せずご自愛ください…！ (2022年11月23日 9時) (レス) id: da454ef0ae (このIDを非表示/違反報告)
ミルねこ - おもしろい！おもしろすぎて、ここまで一気読みしちゃいました！それぞれのキャラクターの心情が細かく書いてあって人物により近い視点で物語を読み進められました！続き、楽しみにしてます！ (2022年7月21日 21時) (レス) @page28 id: 0b8b35e0bd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆず | 作成日時：2022年5月10日 19時
