ひゃくきゅうじゅうご ページ1
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エマ「ねぇ、A！マイキーには返事したの？告白の！！」
エマは隣で一緒に雑誌を読むAに迫った。
『ま…だだけど……』
エマ「まだ！？もう！早くしなよ〜！早く返事してあげないと流石のマイキーもかわいそうだよ！？」
顔を真っ赤にしながら"万次郎に告白された"とAから報告があったのは数週間前…去年年末のこと。
突然の報告で「えぇ！？」と驚きの声をあげたが、それを聞いた時はやっと兄は伝えることができたのかとエマは嬉しく思っていた。
全く万次郎の気持ちに気づいていなかったAは答えが出せなかったことにエマも納得したものの"まぁ、Aもなんやかんやマイキーのこと好きなんだし付き合うでしょ"と考えていた。
しかし、その予想を超えて進展は全くないようだ。
告白だけではなく、キスまでされたと聞いていたのに……。
エマ「確かにマイキーって子どもっぽくてワガママで、ほんとぉーに！どうしようもないけど、Aのことは絶対に今以上に大切にしてくれるよ？」
『ふふ、子供っぽくてワガママでどうしようもない彼氏って大変そうだね。迷っちゃうな』
エマ「うー……それは否定できない…。でも、Aなら扱えるでしょ？そんなこと言わないで！」
『冗談だよ、そういうところ無くしちゃうとマイキーじゃないし。わたし、マイキーのそういうところ嫌いじゃないよ？』
笑うAにエマは安心する。
絶対、Aもマイキーのこと好きじゃん！
そう言いたかったエマだが、Aの表情は少しばかり悲しそうだ。
『マイキーは今でも本当にわたしのことを大切にしてくれてる。もちろん、東卍のことも。わたしはそんな彼にちゃんと返すことができてるのかな……』
エマ「A…？」
この数ヶ月、本当に色々なことがあった。
場地のことはエマにとっても衝撃的で悲しいことであった。
Aが万次郎のことで何か悩んでいる様子が伺えたが、万次郎にはAしかいないし、Aにも万次郎しかいないと思っている。
エマ「Aの今考えてること、マイキーに話したら？」
『え？』
エマ「子供っぽくてワガママでどうしようもないけど、Aのことは大好きなんだもん。Aが話してくれると、マイキーの抱えてるものも軽くなるかも知れないよ？」
『エマ…』
エマ「二人には幸せになって欲しいの！」
佐野家に引き取られた時のことは今でも鮮明に覚えている。
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ゆず(プロフ) - いっちゃんさん» すみません。コメントありがとうございます。微修正や下書きをして保存した際に通知が届いてしまったのだと思われます。その際は更新通知をオフにしていたつもりでしたが、漏れていたようです。ぼちぼち更新していきますので、お待ちいただけますと幸いです！ (2023年3月1日 17時) (
レス) id: 5e3b7e37d3 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん(プロフ) - すみません、更新通知が届くのですが、どれもNEWと表示されてなくて、、、続きが更新されてるのでしょうか。 (2023年2月5日 21時) (レス) id: 3e516dda96 (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - すごく面白くてすごく大好きです文才天才すぎです、、何回も読み返してます、、これからも無理ないペースで更新していただけたら嬉しいです！完結までついていかせてください！！ (2023年1月16日 4時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
こーが(プロフ) - ありがたきお知らせ…！楽しみにしておりますが、無理せずご自愛ください…！ (2022年11月23日 9時) (レス) id: da454ef0ae (このIDを非表示/違反報告)
ミルねこ - おもしろい！おもしろすぎて、ここまで一気読みしちゃいました！それぞれのキャラクターの心情が細かく書いてあって人物により近い視点で物語を読み進められました！続き、楽しみにしてます！ (2022年7月21日 21時) (レス) @page28 id: 0b8b35e0bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず | 作成日時：2022年5月10日 19時
