兄貴分 ページ24
『…なんで、ここにいるの。』
兵ではないことにもとても驚いているのに。
目の前にいる彼は確かに牛沢だ。
彼は私から離れ、一通の手紙を差し出した。
us「これ読んで。」
封を切り、中から紙を取りだした。
誰からかは書いていない。
しかし、父の字であることを確信した。
おめでとう、軍に入れたんだね。
実は状況が変わってしまったんだ。
うっしーはグラシアの任務全てを手助けする。
手紙とかはうっしーを通したら怪しまれない。
隠れ蓑にするんだ。
グラシアとまた会える日を楽しみにしている。
水に溶ける紙のようだ。
私はそれを破り、胃に押し込む。
us「わかったか?」
『分かったけど…状況って?』
us「…我々国から頻繁に外交要請が入ってんだよ、去年から。」
『それをうちは嫌がってるってわけね?』
us「そう。俺らの目的はグラシアの今までの任務に加えてg国が有利に動けるよう情報操作と横流し。
でも後者は気にしなくていい、俺がやる。」
『幹部から聞いた話をうっしーに言えばいいのね?』
us「おう。…あと、幹部の部屋は監視カメラとかないし、防音だ。今まで通りに過ごせるぞ。」
『確認済み。ダクトも塞いだし、部屋を隅々まで調べた。』
us「さっすがぁ。」
頭を雑に撫でられる。
そこからたくさん話した。
5年の隙間を埋めるように。
そして彼は最後に私をベッドにいれ、布団を掛けてくれた。
us「これからは一人じゃねぇからな。…おやすみ。」
『うん…おやすみ。』
仲間がいるだけでこんなにも心強い。
彼の優しい手を感じながら、眠りに落ちた。
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感応寺(プロフ) - 茜さん» ご指摘ありがとうございます!すぐ直させていただきます。 (2021年3月4日 16時) (レス) id: b00fa173bb (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - 7ページ 整理が生理と誤字ってますよ (2021年3月4日 16時) (レス) id: 8cbf8b74da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:感応寺 | 作成日時:2021年3月3日 21時