gからの内通者【wrwrd!】 (ページ14)

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実力試しページ14

gr｢グラシアの実力を生で見たいゾ！｣

そうグルッペンさんがワガママを言ったのは朝食の時。
書記長以外はそれに賛同し、訓練場に連れてこられた。
様々な木製の武器がテーブルに置かれている。

気になる対戦相手はなんと書記長だ。
手加減ができるから、という理由。
いやまだショッピの方が良かった。
こちらが力の調節ができなくなる。

tn｢好きな武器選びや。｣

書記長は諦めた顔で粛清剣を持ち正方形の白線の中に入る。
私も腹を括り、テーブルの武器を見つめた。

木製というのもあって、ほとんど重い。
その中でゴム製のナイフを見つけ、見えないようにクナイの代わりに仕込む。
多くが重い木材だが、私の目を引いた武器があった。

『薙刀だ…。』

軽い木材である桐でつくられている。
懐かしい、g国でよく使っていた。
これなら手加減できるかもしれない。

薙刀を片手で持ち、頭上で回転させる。
女性でも扱いやすいこの武器。

shp｢グラシアって、レイピア使ってなかったっけ？｣

cn｢慣れてる武器の方がええんちゃう？｣

珍しいから手に取ったと思われているのだろう。
彼らに向かって笑いかけた。

『まあ、見ててよ。』

薙刀を携え、書記長の前に行く。
彼は瞑っていた目を開いた。
ハンデは40kgの重り。

tn｢…やるか。｣

『はい。』

お互い、武器を構える。
ショッピが審判を務めてくれる。

shp｢勝利条件は相手を戦闘不能にさせる、もしくは急所に武器を当てること。それでは…始め！｣

先制攻撃は、私だった。