第3章 28話 ページ14
E.E.《だけど、ヒントをあげることは出来る》
ヒントだって?
E.E.《ここは、ゲームが主軸となった舞台だ。
つまり、所属した先の展開も一緒ってこと》
展開が……読めるってことか?
でも、それだけじゃ何も……待てよ。
その選択が良くも悪くも、どちらにせよブリタニアと関わることになる?
もし特派に入るとしたらいつかは会うことになる。
逆に黒の騎士団に入っても、ブリタニアと戦うわけだからR2のほうで面会することになるかもしれない。
日本解放戦線に入っても、最後は黒の騎士団に吸収されるから右に同じ。
生徒会篇は……まぁ、ないことを願おうか。
『まぁ、何とかなるかもな』
E.E.《じゃ、もういい?
ボクだって、こう見えて忙しいんだ》
『はいはい。
それはすみませんでしたー(棒読み)』
E.E.《ちょっ。
明らかにバカにして……》
シルヴィアはネックレスを離す。
すると、輝きが収まりE.E.の声も聞こえなくなった。
そのため、会話が強制終了されたE.E.は。
E.E.「なんなの!?
ボク、仮にも神様だよ!?
棒読みだけじゃなく、強制終了されるなんて!」
と、子供っぽく地団駄を踏んでいる。
『……とりあえず、いろいろ探ってみるか』
-ライSIDE-
-アッシュフォード学園 自室-
ここは……アッシュフォード学園。
正確には敷地内のクラブハウスにある居住スペースだ。
ミレイさんからここの一室をあたえられ、仮入学というカタチで生徒として生活することになった。
さて、何をしようか。
校舎へ行けば誰か居るだろうが。
――コンコン
扉をノックする音が聞こえ、扉がスライドするとカレンが僕の前に現れた。
カレン「あら」
ライ「あ……」
カレン「おはよう。
起きてたのね」
ライ「おはよう……」
挨拶されたからには、返すべきだろう。
カレン「ちょうどよかった。
様子を見ようと思って。
ミレイさんが、起きてたら連れてきてあげなさいって」
ライ「あ、ああ……」
ミレイさんが。
一体、何の用だろうか?
校舎へ向かえばいいのだろうか。
カレン「ああ。
校舎じゃなくて、こっちよ。
クラブハウスの生徒会室へ」
僕たちは連れだって、廊下を歩き始めた。
-廊下-
カレン「どう?
何か思い出した」
ライ「いや、なにも」
カレン「そうね。
そう簡単にはね」
自分で尋ねておいて、彼女はあまり興味なさそうに返事する。
何か気まずく、見えない壁があるように感じられる。
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サツキ(プロフ) - とても面白いです!更新頑張って下さい! (2018年2月25日 23時) (レス) id: 4233adfc23 (このIDを非表示/違反報告)
綾女(プロフ) - 今年も良い作品を楽しませて貰いました。ありがとうございます。 (2015年12月22日 21時) (レス) id: bfef2e3bb0 (このIDを非表示/違反報告)
シャドー(プロフ) - 綾女さん» これからの布石として学園に編入するのは外せないと思い、このような形になりました! ネタバレしちゃうけど、マオ編を絡ませるにはこれしかないと思い(笑) (2015年11月21日 19時) (レス) id: 10bac06916 (このIDを非表示/違反報告)
綾女(プロフ) - 凄いです。夢主が学習に編入したからライやスザク、色々なキャラとカラむのが楽しみだなぁ〜 (2015年11月18日 18時) (レス) id: bfef2e3bb0 (このIDを非表示/違反報告)
シャドー(プロフ) - 綾女さん» お待たせしてすみません<(_ _)> 漸く更新ができるようになりました! ライは好きなキャラクターなので、プロットを作る段階から入れようと考えていました。 なので、そう言ってもらえると嬉しいです!(^^)! (2015年8月19日 14時) (レス) id: 10bac06916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シャドー | 作成日時:2015年6月26日 0時