その女、赤井の婚約者 Ⅱ (ページ4)

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｢A！ここなんだけど、わかる？｣

｢うーん……そこはね、＿＿＿｣

あれから、ルーシーとは俗に言うイツメンになって、FBIの研修も残り半分……
もう既に何人かはやめて行ってる。

｢さて、今日の逮捕術、Aは何人捕まえるのかな？｣

｢やめてよ笑わたしが怪力みたいじゃない。｣

｢違うよー！Aは身体の使い方が上手いから、こう、力でねじ伏せるって言うより、なんて言えばいいのかな……なんかこう、え！なんで今捕まったの？！ってなる感じ！｣

｢うーん。わからないなぁ……｣

かく言うルーシーも私の次に強い。いつか、倒されるんじゃないかってヒヤヒヤしてる。

＿＿＿術科中

｢おい、A。｣

｢なに？｣

この大柄な男はさっきの手合わせで私が倒した男だ。
……私何かした？

｢A！君は凄いな！どうやったら相手の懐に入れるんだ？｣

｢え、えーっと……｣

怒られると思ったら違ったみたい。さすがアメリカ。日本だったら女のくせにとか言われてたよ。いい同期に恵まれたなと同時に思った。

この後私は自己最高記録、男子残り5人の所で負けた。

この日、たまたま来ていた特捜班に私は目をつけられた。

｢ねぇ、Aあの人見てたけど、知り合い？｣

｢いや、私はFBIに知り合いいないし……｣

｢誰なんだろうね？メガネにヒゲで普通のおじさんに見えるけど｣