【カゲプロ】カゲロウ探し【クロハ】

絶対に ページ16

セトside

コノ「…僕、散歩に行ってくる」

バタン


…俺、情けないっす…


いくら……いくらAがリリーさんを傷つけたとは言っても、俺達がやってることは、もう…


いじめに等しいっす…


…こんなんだから、俺は弱いんす…！

……でも…





…あ。そうっすよ…


リリーさんの心を、能力で見ればいいんすよ！

…あんまり、能力は使いたくないっすけど…


…信じたい。


Aは、本当にやったのか…


知りたい。


俺は、目を真っ赤に染めた。

そして、リリーさんと目を合わせた。

リリーさんは、驚いた顔をして、すぐに俺から目を逸らしたが…



遅いっす。


リリ『…やべぇな…セトにバレたかも…』


…は？


リリ『くそっ…疑わせない為に、もっともっと傷つけとかねーと…』


…どういう…事っすか…


もしかして…俺達は……




とんでもない勘違いを……！？


絶対に…



絶対に…リリーさんは許せない…！！


俺の心の中は怒りがあふれてきた。


俺は、ガタンッと立ち上がった。

皆が俺を見る。

もちろん。リリーさんも


キド「どうしたんだ…？セト」

キドは驚いた顔のまま俺に聞いてきた。


俺は、キドに「…ちょっと、いいっすか」と言った。

キドはさらに驚いたが、「あぁ…いいぞ」と言った。

俺は、ゆっくり口を開いた。

信じがたいけど→←リリーの設定

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