【ツイステ】鏡の中へと引き摺り込まれた先は魔法の世界だった件2

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「うわ、すごい投稿数……！ タグがついてるの、ほとんどヴィルサンの写真だ！ どれもカメラ目線だしポーズも決まってる……絶対に隠し撮りじゃ無理な写真ばかりだ。でも、手は打ってあるっていうのは……？」




「僕たちポムフィオーレ寮生で寮長の写真をたくさん撮って、マジカメにタグをつけて投稿したんだ」



「全部で300件くらいかな？ どの写真にもすごい数のいいねがついてるよ！」



「彼らが張り切ってくれたおかげで、マジカメではヴィルのヴァンパイアの仮装が大人気。今更ヴィル・シェーンハイトは本物のヴァンパイアだ！ なんて言い触らされても……知っているよ！ なんて返されて終わりだろうね」



「#美しすぎるヴァンパイアのタグが人気になったおかげで来年のハロウィーンイベントの出演依頼が既に何件か来ているの。今年はもちろん、来年のハロウィーンもアタシの色に染め上げてみせるわ」



「そ、それなら良かった……かな？」



『さすがヴィル先輩、抜け目ないっすね』



「ちなみにA、アンタにもオファーが来てるわよ」







オレにも！？ 芸能界とか興味ないんだけどな……。



でもヴィル先輩が断らせてくれないだろうし。







『ヴィル先輩がなんかご褒美くれるならやってもいいっすよ』



「フフ、考えておくわ。みんな、今日はお疲れ様。本物のヴァンパイアはこれからが活動時間でしょうけど……ポムフィオーレのヴァンパイア(アタシの眷属)には、これ以上の夜更かしは禁物。美しさのために、もう寝ましょう。特にA」



『へ？』



「このあと他の寮の様子を見に行ったりしないように」







げ、バレてた。



他の寮がどんなカンジで脅かしてんのか気になるから見に行こうと思ってたのに。







「さあ、明日は最高のパーティーにするわよ。ハッピーハロウィーン！」



「「「『ハッピーハロウィーン！』」」」







こうしてマジカメモンスター騒動は幕を閉じた。



あ、リリア先輩のアレ出来なかったじゃん。

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