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続き ページ9

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「どこから間違えてたんだろう」


→貴女が鬼になった原因はなんだったのだろう。
そんな事を考えても何も分からない、ただ最後の記憶では朝四時の鐘が鳴って意識を失った、というのは辛うじて覚えている。

「やっぱり1人で怖がるのは、嫌なの分かっちゃった」

怖がる時は2人で怖がろう。自分だけ鬼なの、本当は怖くて怖くて仕方ないでしょ?彼の手には水晶が収まっている。


「…会いたかった」


水晶をぶつけた途端、貴女の周りにきらきらと光が舞い落ちて本来の姿を取り戻します。涙でぐしゃぐしゃになった2人はお互いを確かめるように抱きしめ合います。



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「…こんな兄で、ごめんな」


→館での出来事を悔やんでいる彼。
結局迷った末に貴女に発砲してしまい逃げるように館を出た彼。涙は枯れ果てて出ないのに苦しくて堪らない。

「また俺は逃げ出したくて、せやけど苦しいねん」

貴女は彼に刀を振り落とす。意識を彼が失う前、斬るために近づいてきた貴女を倒れながら抱きしめて貴女に水晶を当てます。


「はは、…こんな時でも兄って言ってくれるんやな」


意識を取り戻したら兄が瀕死の状態で焦るままに彼に呼びかける。そんな泣きそうな顔を浮かべているのに、フィクションって言えるんですか?



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「兄らしいことさせてや」


→水晶を右手に貴女に話しかけます。
女遊びで妹を度々困らせていた彼。最近はそんなこと無くなっていたのですがそれでも過去の事には感謝してもしきれない。

「もし兄じゃなくて弟だったら、なんて考えたこともあってん」

貴女が姉だったら、どうだったのだろう。間違いなく姉として弟に代わって鬼になるだろう。しかし自分は兄なのに、鬼になれなかった。


「情けない兄や、って笑って構へんよ」


寧ろ笑って欲しい、それしか貴女に返すことが出来ないのだ。人間らしくない無表情な貴女を元に戻すのがまず兄としての仕事だ。

続き→←封印の水晶を当てたら



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ふうあ - は〜い!勉強中にこっそり見てます、、 (7月31日 9時) (レス) id: 11f7a1268b (このIDを非表示/違反報告)
しおんちゃぬ 旧アカ - まだ見てるひとー! (7月29日 19時) (レス) id: 201953d074 (このIDを非表示/違反報告)
青年A - そら?????。゚さん» いえいえ、こちらこそリクエストありがとうございました! (2020年11月8日 8時) (レス) id: 071d1f2325 (このIDを非表示/違反報告)
そら?????。゚(プロフ) - 遅れました!ごめんなさい!最高すぎませんか!?好きです有難うございます!!! (2020年10月9日 21時) (レス) id: d14360f31e (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 返信ありがとうございます!更新してくれるだけでありがたいんで体調崩さんように気をつけてください!! (2020年9月25日 20時) (レス) id: 409dd9da63 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:青年A | 作者ホームページ:***  
作成日時:2020年9月19日 22時

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