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雅紀side
大毅が出て行って20分ぐらい。
勝手に行けって言ったけどちょっと寂しい…。
下でテレビ見たら、気分変わるかな？
ｶﾞﾁｬ
あ、帰って来た！！
雅「大毅、おか…あ」
重「ただいま、お客さん連れて来た」
いじめっ子の3人。
おまけに僕のボールも持ってる。
雅「いや…来るな…」
重「大丈夫、玄関より先には上がらせんから。
話があんねん」
雅「話…？」
重「おん、この人たちが持っとるボール。
これお前のやろ？」
雅「……っ」
"はい、僕のボールです"
なんて言えたらどんなに楽なんだろ。
3人の目が怖くて、また何かされるんじゃないかって
怖くて声が出ない…。
3「何にも言わないじゃないですか」
1「やっぱりコイツのじゃないんすよ」
重「でもボールには名前があるで」
2「違う雅紀だと思います」
雅「名前…？」
名前、書いた記憶ないよ。
重「おん、名前。ボールに書いとるよ。
見てみる？」
見てみたら"雅紀"って…ともくんの字だ…。
ともくん、わざわざ書いてくれたってこと…？
僕…ぼく…。
雅「これ…僕のボール…。
僕のだよ！返して！」
1「は！？嘘つくなや！」
雅「嘘じゃないもん！！」
重「はいそこまで。
本人が認めたんやから返したり」
3「コイツが嘘ついてます！これは俺らのだ！」
雅「やだ！離せ！」
また奪われそうになるのを必死で止める。
僕の大事なものだもん！
ｶﾞﾁｬ
智「た…あれ、お取り込み中？」
淳「何してんの、お客さんやったら中入れたり」
重「ちゃうねん！」
流「あー！！にーにいじめとる人らや！！
にーにから離れて！！」
雅「わ…ちょ流星、あ」
もう流星のせいでボール取られちゃったじゃん。
智「ん？そのボール雅紀くんのやん。
何で君たちが持ってんの？名前も書いてあるやろ」
3「いや、それは…」
雅「ボール、取られた…この人たちに」
淳「ほんまに取られとったんか」
智「それな、雅紀くんの大事なもんやねん。
返してあげて？」
流「早よ返せ！！にーにのボール！」
2「…はい、ごめんなさい…」
雅「あ…うん」
謝られたからって許すつもりは全くないけど。
とりあえず返事だけしとく。
重「返してくれたから事情は聞かへんけどさ。
こういうこと、もう絶対にすんな。
犯罪やで、これ。
それと雅紀とは2度と関わらんといて」
逃げるように帰っていく3人。
なんだか、みっともないなぁ…。
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KK(プロフ) - おーさん» コメントありがとうございます！！そう言っていただけて凄く嬉しいし、これからも頑張れます！今後ともよろしくお願いします！ (2022年8月17日 21時) (
レス) id: 0ba4385f4b (このIDを非表示/違反報告)
おー - お話大好きです！1話ずつの更新でも読んでたら泣けてきて笑ほんとに続きが楽しみです。これからも主様のペースで頑張ってください！ (2022年8月17日 21時) (レス) id: 5ed6eeac8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KK | 作成日時：2022年6月20日 22時
