32 ページ32
雅紀side
宿題どうしよっかなー。
怒られるかな？
でも、櫻井先生が怒ってるの見たことないし。
家に忘れたって言お。多分大丈夫。
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
櫻「今日は算数の宿題を出してたので集めます。
机の上に出しておいてね」
周りを見渡してみても、忘れてるのは多分僕だけ。
僕だけっていうのが嫌だな。
櫻「あれ？中間くん、宿題は？」
雅「あ、家に忘れ…ました」
櫻「あら珍しい。でも普段は提出してるからねぇ。
次からは気をつけてよ？」
雅「はい」
よかったぁ…！怒られずに済んだ！！
これで安心して1日過ごせるよ。
そしてあっという間に算数が終わって休憩時間。
和「まーくん…宿題忘れちゃったの僕らのせいだよね？」
雅「え？何で？」
潤「だって昨日算数教えてって言ってたけど、僕たち先に
帰っちゃったし」
まぁ…確かに2人のせいっちゃせいなのかな？
でも悪いのは流星なんだし…。
雅「そんなことないよ、本当に家に忘れただけ」
潤「でもできなかったんだろ？休んでたところ」
雅「ちゃんとともくんに教えてもらったから大丈夫」
和「いやっ…でも」
しつこいな…。
雅「だから違うって言ってるじゃん！！…あ」
ｼｰﾝ
最っっ悪。
この空気も嫌だし、学校で叫んじゃった僕も嫌。
雅「ごめん」
和「こっちもごめんね。違うなら大丈夫、うん」
潤「何だよ…こっちは気にしてやってんのに。
そんなに怒鳴ることないじゃん」
ボソッて呟きながら自分の席に戻ってった。
潤の言う通りだよね…今のは完全に僕が悪い。
人と話すのってやっぱり難しいや。
あれから気まずくなっちゃって、お昼休憩もいつもなら
来てくれるのに今日は別の友達と外に遊びに行った。
僕は何にもせずにぼーっと過ごしてたけど…。
あの2人以外に友達いないし。
あぁ、今日も帰りは1人だな。
櫻「今週の金曜、3日後に参観日があります！
お便り渡しとくから保護者に見せるように。
ついでに参観日に読んでもらう作文も金曜までに
書いてきてね。
テーマは家族。家族のことなら何でもいいから」
金曜って、流星と同じ日…。
入学式みたいにともくんだけでも来てくれないかな？
手紙…渡すだけ渡してみよ。
優しいともくんだもん、きっと来てくれるよ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 349人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
KK(プロフ) - おーさん» コメントありがとうございます！！そう言っていただけて凄く嬉しいし、これからも頑張れます！今後ともよろしくお願いします！ (2022年8月17日 21時) (
レス) id: 0ba4385f4b (このIDを非表示/違反報告)
おー - お話大好きです！1話ずつの更新でも読んでたら泣けてきて笑ほんとに続きが楽しみです。これからも主様のペースで頑張ってください！ (2022年8月17日 21時) (レス) id: 5ed6eeac8d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：KK | 作成日時：2022年6月20日 22時
