阿部ちゃん先生！！ (ページ18)

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A「いえ…」

阿部「じゃあ、先生の言う通りにするんだよ」

A「はい」

阿部「今日くらいはゆっくりしなさい」

そう言って俺はベッドから離れた。

＜Aside>

結局、放課後まで熱が下がらず、偶然仕事が休みだったお兄ちゃんに迎えに来てもらうことになった。

A「ごめんね、せっかくの休みなのに…」

大介「なに言ってんだよ、妹の緊急事態に即座に駆けつけてこそ、兄ってもんだろ？」

A「何カッコつけたこと言ってんのよー」

口ではこんなことを言ってるけど、お兄ちゃんは私が困っているときにすぐに手を差し伸べてくれるから

感謝してもしきれない。まぁ、恥ずかしくて直接本人には言えないけど…(笑)

大介「それにしても、まさかこのタイミングで亮平に再会するとは思ってもみなかったよ」

A「先生、お兄ちゃんに気づいてた？」

大介「うん。『昔から変わってないね』って言われたよ」

大介「けど、そーゆーアイツも何も変わってないけどね(笑)」

A「あはは(笑)」

そんなこんなで家に着くと、私は先生に言われた通り夕食を食べて

お風呂に入ってそのまま何もせずに眠りに就いた。