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フランキーを乗せた海賊達の船が見えなくなった頃、
パウリー達職人は、いい仕事をしたな!との満足感をもって、また職場へと戻って行った。
巨人の二人は、エルパフに帰って、「狙撃の王」が遊びに来るのを気長に待つこととした。
チムニーとネコは、皆が港を去った後も、暫く無言で海を見ていた。
フランキー一家達は、今後の生計の立て方がわかんないな!と話しあっていたが、そんな彼等をアイスバーグが雇い入れ、「ニューアニキ」となっていた。
フランキーが旅立ったその島は、フランキーの残したものを引き継いで、また活気ある日々の暮らしへと戻って行ったのだった。
その頂に流れ出る 伏流の水美しく、鳴り響くは職人気質の槌の音。
町の活気にリズムを合わせ、鉋木槌を打ち鳴らす
煙吹く鉄の列車に願いを乗せて、振り返らざるその島の名は”水の都”ウォーターセブン。
風は追い風、一行は一路、海底にあるという"楽園"を目指す。
麦わらの一味の新しい手配書が、世界に配布された。
【グランドラインのとある島】
エニエス・ロビーの事件と、"麦わらの一味"の手配書を見た「スモーカー准将」と「たしぎ少尉」は、より一層上を目指す事を自分に誓った。スモーカーは言う。
スモ「海兵は海兵だ。海軍が組織である以上、大佐で我を通すには限界がある。おれ達に今必要なのは地位だ。エニエス・ロビーの一件で世界中の海賊が、"麦わらの一味"に一目置き始めている。このおれの誇りにかけて、奴らを"新世界"で叩き潰す!!!」
スモーカーは、ローグタウンで彼女を見た時に直感していた。
確実に"新世界"まで昇りつめ、その先に辿り着く奴らだということを。自分も相当の大物海軍にならねば、対抗できなくなる事を。世界で唯一スモーカーだけはわかっていたのかもしれない。麦わらなら、エニエス・ロビーぐらい落としてしまう事を。
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作者名:WinWin | 作成日時:2021年4月9日 0時