水柱からの愛が重すぎて夜しか眠れない【冨岡義勇】

蟲柱ト水柱恐ろしき ページ13

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「何故って、冨岡さん。貴方頭大丈夫でしょうか。それともご自分でこ理解できないような残念な頭なのでしょうか。そんなんだから嫌われるんですよ。自覚してます？」

「…俺は嫌われてなどいない、それにAに好かれているのならばそれでいい。」

「こんな事を言っては何ですが、Aさんは少なからず冨岡さんのことは好きではないと思いますが。…ねえAさん」

「？！そうなのか…？A…」

「…え。いつの間に話の矛先が私に」



　言いたいことは山ほどあるが、私が今思っていることは二つ。私の親友が恐ろしいというのと水柱のメンタルが強すぎるということ。

私が、もし冨岡の立場にいたとしてしのぶに棘の多い言葉言われたら恐らく死ぬ。もしくは柱辞めてどこか遠くに引っ越して挫折してると思う。

　冨岡、お前すげえよ…。



「Aが遠い目をしている。心配だ」

「冨岡さん、それは貴方のせいですよ。それにさっきから話、聞いてます？貴方は自分の発言に少しばかり恥じたほうがいいと思います。それに貴方の行動・言語・思考…その他全てが不愉快です、今すぐ辞めていただきたい。」

「胡蝶には言っていない…」

「あのですね。そういう問題じゃないんですよ。あと、ついでに『Aと付き合っている』『俺たちは夫婦のなかだ』、などど言う様々なよからぬ噂を自ら流すのは良い行為とは言えませんがAさんまで嫌われものにするおつもりでしょうか。」

「ッッちょっとまって何それ聞いてない」



　ぼんやりと話を聞いていたらなんなんだ。道理でこの前、蜜璃ちゃんがもじもじしながら「Aちゃん、お幸せにねっ！大好きよッ！」って顔を真っ赤にしながら言っていたのか！もうほんと急になんだと思ったわ！

冨岡にぎろっと視線を合わせると、静かに視線をずらされた。

　冨岡お前…やったな？？？




＊＊

余談。

恋愛感情は一切ないけど何処の馬の骨かもわからないような奴に私の大切で大好きな親友を渡す気はさらさら無いっていう蟲柱、胡蝶しのぶのちょっとした独占欲(？)が書きたかったんだァ。なんかこういうのってエモいですよね(伝われ)。


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