検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:164,528 hit

第三十七話 ページ40

遠くから微かにプロヒーローの声と足音
が聞こえてきた。流石にその人数を相手に
するのはきつい。


「では、また・・・。」


「待って!!!」


「まだ何か?」


こっちは早く逃げたいんだけど・・・。


「なんで・・・かっちゃんはコウちゃんの事
覚えていないの・・・?」


「・・・。」


急いでいる時に厄介な質問だ・・・。多分
出久さんは、自分は覚えているのに兄さんは
覚えていないのか疑問なんだろう。


答えなくても良かった。


そのまま逃げても良かった。


「・・・それが、幼い俺が出来た唯一の事
だからです。」


質問に対して答えが合っていないと感じると
思う。けれど、それが答え・・・。


まだ、小さなかった俺が一生懸命考えて出て
きた最高の案。今となっては、そんな考えも
穴だらけだと感じる。


「小さい頃のコウちゃん・・・?」


「世間話もこれぐらいにしましょう。」


個性を使ってビルの屋上にあがる。突然の事
に出久さん達は見ているだけだった。


「では、今度こそ。また会いましょう。」


「っ!まっ!!!」


「その時は戦えるといいですね。」


少し笑って黒霧さんの個性で本拠地に戻る。
ステインのことは・・・別にいいか。


どうせ、いずれ分かるだろう。




『幼い』

第三十八話→←第三十六話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (147 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
353人がお気に入り
設定タグ:ヒロアカ , 爆豪 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

村人A(プロフ) - りつさん» ありがとうございます!!これからもよろしくお願いします (2018年10月24日 22時) (レス) id: 25ab0e0509 (このIDを非表示/違反報告)
りつ - こういうの待ってました!面白い (2018年10月24日 19時) (レス) id: 3d83174dd8 (このIDを非表示/違反報告)
村人A(プロフ) - あっぷる。さん» ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです!! (2018年10月21日 20時) (レス) id: 25ab0e0509 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。 - どストライクな小説です!これからも頑張ってください! (2018年10月21日 17時) (レス) id: b076da837c (このIDを非表示/違反報告)
村人A(プロフ) - ありがとうございます。訂正しました。 (2018年6月28日 10時) (レス) id: 25ab0e0509 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:村人A | 作成日時:2018年6月17日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。