第十二話 ページ14
それから轟さんとは最近のことについて
話していた。正直楽しかった。
周りから見れば生徒同士にしか見えない
のだろう。けど、実際はヴィランとヒーロー
が話している。それが少し悲しかった。
「光樹はいつからヴィラン連合にいるんだ？
自分から入ったわけじゃねぇだろ？」
少し遠慮がちに轟さんが聞いてきた。すると
さっきまでの楽しかった気持ちが消えた。
「・・・なんでそんなこと聞くんですか。」
「聞いても、轟さんには関係ない。轟さんが
気にする必要もないはずです。」
ヴィランになった時は、ただ悲しかった。
戻れるものなら戻りたかった。
でも、今となっては彼処は俺の居場所。
帰る場所がない俺にとっての唯一の居場所。
「確かに関係はねぇかも知れない。だけど
お前はヒーローに憧れてたんだろ？」
「・・・半分の力しか使わない轟さんには
言われたくありません。」
図星だったのか肩を揺らす轟さん。なるほど
轟さんの個性は一つじゃないのか。
そういえば轟ってNo.2のエンデヴァーの名字
だったような・・・。
「ですよね？エンデヴァーの息子さん。」
「っ！！」
当たり。・・・でも、報告するような事では
ないだろう・・・。戦闘になれば別だけど。
「親父のこと知ってたのか。」
「先程思い出しました。」
エンデヴァーの事を言ってから轟さんは俺
をずっと睨んでいる。
そろそろ帰った方が良さそうだ。
「俺はそろそろ帰りますね。」
「っ！待て！」
黒霧さんに連絡を入れるとすぐに目の前に
ワープの黒い霧が出てきた。
「また近いうちに会いましょう。」
今度は俺も戦うので。
『会話』
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村人A(プロフ) - りつさん» ありがとうございます！！これからもよろしくお願いします (2018年10月24日 22時) (
レス) id: 25ab0e0509 (このIDを非表示/違反報告)
りつ - こういうの待ってました！面白い (2018年10月24日 19時) (レス) id: 3d83174dd8 (このIDを非表示/違反報告)
村人A(プロフ) - あっぷる。さん» ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです！！ (2018年10月21日 20時) (レス) id: 25ab0e0509 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷる。 - どストライクな小説です！これからも頑張ってください！ (2018年10月21日 17時) (レス) id: b076da837c (このIDを非表示/違反報告)
村人A(プロフ) - ありがとうございます。訂正しました。 (2018年6月28日 10時) (レス) id: 25ab0e0509 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：村人A | 作成日時：2018年6月17日 23時
