学園でも愛される元愛柱【鬼滅の刃】

胡蝶家 ページ2

私side

『お父さん！お母さん！おはよう！』

私は養子だ。

胡蝶家に引き取って貰った。

カナヲも居る。

私も、カナヲも養子なのに、お父さんもお母さんも、本当の家族の様に分け隔て無く接してくれる。

そんな家族が大好きだ。

鬼の居ない世界で、私は幸せに暮らして居る。

ただ、足りないのは…







奈麗が居ない事だけ。


会いたい。

でも、辛い記憶だから忘れた方が良いのかも知れない。

し/カ/私『「行ってきます！」』

母「行ってらっしゃい。気を付けて！」


カ「奈麗、居ないね。」

し「そうですね。うちの学園は、柱の人も無惨以外皆居るのに…可笑しいですね。」

『そのうち会えるわ！大丈夫！それに、学園に居るかも知れないわよ。まだ、見ないだけで。』

でも、幸せは遠くにあるって誰かが言ってた様な気が…
旅をしないとダメかな…？

ーー

ドンッ

？「きゃあっごめんなさい！」

『こちらこそごめんなさい！大丈夫？怪我してない？

ってあれ？奈麗！？』

奈「師範！？ってキメツ学園に？？」

『ええ。高等部2年よ。』

奈「私は高等部1年です！」


訂正しよう。
幸せは案外近くにあったりする。

『親は？良い人？』

奈「全然です…暴力ばっかりで…」

(服をまくる)

し「！？」

カ「えっ…？」

『………』

し「今から、家へ行きましょう。手当を。カナヲ時間は？」

カ「今日は早めに出たので、余裕です。」

『私達なら大丈夫。早く走れるでしょ？w』

奈「良いんですか？」

し「勿論です。ちなみに、名字は？」

奈「愛に、難しい方の華で、《あいか》です。」

『じゃあ、漢字は変えないで、読み方変えよ！【まなか】で！』

カ「それ、同じ読み方が良いからでしょ！？」

『あっ…バレた』

し「とりあえず、帰りますよ！」

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