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今日は仕事がオフの日だ。
特にすることのない私は近くのカフェに行くことにした。
テラス席に座り、道ゆく人をぼーと眺める。
運ばれてきたカフェラテに手を伸ばした時
「ねぇお茶しようよ中村サン」
中島健人の言葉がアイドル中島健人のキラキラエフェクトと共に脳内再生された。
本当に意味のわからない、信じられないお誘いだったと改めて思った。
沢山の綺麗な女優さんを見ている彼が、一般人の私に興味を示すことに理解ができないし、すごく突拍子もないことのように思えてならない。
カフェラテに口をつける。
ミルクの優しい甘さが最近の緊張感を溶かしてくれるようだった。
どれだけ私がここで頭を悩ませようとも彼にとってはほんの些細なことのような気がしてくる。
彼のことは好きで応援しているから認めたくないが、彼はそういう奴なのかもしれない。
つまりただ気まぐれに乙女心をあの王子様キャラで弄ぶ奴、ということだ。
今までファンをやってきてそんなことする人には見えなかったけど。
そんな最低な男だと結論付けてもなお、私がファンを辞めることはないだろうなとも思う。
オフの瞬間が最低な奴であれ、彼がアイドルやっている姿は好きだし。
そしてつまるところ。
直接会って、会話して、見つめられたりして私はときめいたのだ。
単純だ。
ナマの威力は半端なかった。
だからこそ私は線を引く。
これ以上踏み込んでも踏み込まれても辛くなるのは自分なのは明白だ。
"アイドルとしての好き"
が直接会ううちに
"本気の好き"
に変わったりするなんてことがあってはならない。
私はカフェをあとにした。
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にこ(プロフ) - risaさん» コメントありがとうございます。更新のペースはゆっくりになるかと思いますが頑張ります！引き続き楽しんでいただけたら嬉しいです♡ (2021年9月24日 14時) (
レス) id: c73915c859 (このIDを非表示/違反報告)
risa(プロフ) - ドキドキしながら読ませていただきました♡ これからの展開が楽しみです！更新楽しみにしています！ (2021年9月23日 18時) (レス) id: fe924e0240 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこ
| 作成日時：2021年9月18日 9時
