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紫耀「罰ゲームね」
そういうと紫耀さんは、腕を伸ばし
私を引き寄せ、優しく抱きしめた。
『...え..///』
紫耀「...Aちゃんの好きな人は、同じ学校なの？」
左右に小さく首を振る。
紫耀「どんな人？」
「.....私の、一目惚れなんです.....スラッとしてて...って、前に少し話しただけなんですけど...」
紫耀「...そうなんだ。....俺のこと、嫌い？」
左右に大きく首を振った。
紫耀さんの抱きしめる力が少し強くなり、
「よかった...」と安心した声が
頭の上で聞こえる。
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きっと数秒。
だけど、私にはとても長く感じられた。
紫耀さんの体が私から離れて、
私と紫耀さんの間を風が通り抜ける。
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紫耀さんは笑顔で「また明日ね」と言い、
私が家に帰るのを見届けたあと、
帰っていった。
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ベッドに寝転び大きく深呼吸をした。
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『好き』とは言わなかったけど、
「立候補」ってことは、
そういう意味だったのかな.....
私も同じように断られたら....
紫耀さんみたいに笑顔で
バイバイなんて出来る自身がない。
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たった一つ上なだけなのに、
紫耀さんは大人だ......
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次の日。
朝、いつも通りエレベーターに乗って
閉まるボタンを押す寸前、乗ります！と
声がして、開くボタンを押す。
「はぁ、すんません！」
『あ、いえ..//』
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彼だ。
彼は、前に話したのが私だと
気づいてない様子で、
私の斜め後ろに立っている。
彼と二人だけの空間。
心臓が口から飛び出しそうなくらいに
ドキドキしてる、
早くついてほしいような、
もう少し一緒に居たいような
複雑な気持ち。
１階につき、扉が開く。
開くボタンを押して、先にどうぞ？
私が声をかけると
ありがとう。とお礼を言って降り、
エントランスへと歩いて行く彼の姿。
そのあとを追うように私も歩き出す。
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jyn58(プロフ) - おもしろかったです！きゅんきゅんさせてもらってます。続きが気になるのでパスワード教えていただけると嬉しいです。 (2020年6月6日 18時) (
レス) id: 56ac8d7a3f (このIDを非表示/違反報告)
nozomi(プロフ) - すごくおもしろかったです！パスワードはどこで知れますか？ (2020年6月2日 20時) (レス) id: f9c70534e1 (このIDを非表示/違反報告)
☆(プロフ) - 面白かったです！あとパスワードを教えていただきたいです！ (2020年6月1日 0時) (レス) id: 73b86b3004 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいりちゃん | 作成日時：2020年4月8日 20時
