#イケメン+カットウ ページ5
熟睡しているこんのすけの頭を撫でながら本丸の中に入って行った。
中に入るといっそう強くなる悪臭に俺は顔を顰める。
観察してみるとところどころには白濁とした液体が飛び散っていて埃が溜まっていたり血の跡や、刀で切ったであろう傷が建物の至る所についていた。
『.....まず掃除からかな』
そう呟きながら廊下の突き当たりを曲がると誰かとぶつかった。
どんと音を立て、俺は反動で数歩後ろによろけただけだったが、ぶつかった相手は余程衝撃が強かったのか座り込んでしまったようだった。
『あぁ、えっと、すまん。
申し訳ない、不注意だった。』
そう言ってぶつかった方を見るとくすんだ長い金髪に黒い軍服のような洋服にスカート。しかもフリル付き。
『.....え？』
ここで俺は一瞬呼吸を忘れたと言っても過言ではない
直後に訪れる混乱
なぜなら、俺は審神者に関しての予備知識というものを持っていない。
まあ、当たり前といえば当たり前なのだが。
なにせ、いきなり政府に連れていかれていきなり審神者になれなんて言われたのだから審神者に関しての知識もクソもないのである。
それは刀剣男子に対しても同じで、同じ、というか刀剣男士については審神者のおまけ程度しか知らないし、誰が誰だかわからない。
まあつまり、今、目の前のスカートを履いている子が果たして男の子なのか女の子なのか、誰だかわからないということだ。
刀剣男士なのか否か。
刀剣男士ならなんで女の子の格好しているのだろう？これが巷ではやりの男の娘？
そう疑問に思っても答えは出ない。
そして唯一の頼み綱であるこんのすけは俺の腕の中ですよすよと眠っている
....え？｢ハシビロコウでも(略)｣のあの本は、って？
こんのすけ抱いてたから見れなかったんだよ！！
｢....っ、ご、めんなさ｣
か細く、小さな声だったが俺の耳はそれを聞き逃さなかった。
耳から入った情報は神経を伝って脳みそに入ってくる。
目の前の子から発せられた｢ごめんなさい｣とカタカタと小刻みに震えている様子から俺は目の前の子のことを悟った。
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きな粉の介 - お…終わり…だと…！？いや、終わりじゃないですよね！？更新待ってますよ！？ (2023年3月30日 14時) (
レス) @page24 id: 6c6ea7b35a (このIDを非表示/違反報告)
ta0628tm0105(プロフ) - 続きが気になる…続編待ってます！ (2020年4月19日 10時) (レス) id: 0ed1a1911f (このIDを非表示/違反報告)
ねっちゅう(プロフ) - え、終わり？！終わっちゃうんですか？！！え、めっちゃ続きが気になるぅ…… (2019年12月17日 17時) (レス) id: 9a7f6c9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 中途半端ナ終わり方をシテいますネ。続きが気になってシマいます。 (2019年8月1日 21時) (レス) id: e71f9e4ab9 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - え、なんで終わりになってるんですか！？続きが気になります… (2019年3月15日 16時) (レス) id: aa7d8d537e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちみつ黒豆 | 作成日時：2018年3月19日 23時
